kudouhikaru
DONE夢でこんな小説を読んでいたのでともかく写経したかった。サカキ様とコジロウのvsモブステゴロ。流血注意。
誤字修正。
星を見ていた 路地裏に、荒い息遣いが響いている。サカキとコジロウの二人は、それぞれ膝立ちでアスファルトに座り込んでいた。預け合っている互いの背が激しく上下するのを肌で感じる。
足元には、ポケモンバトルではなく凶器や肉弾戦で、サカキに奇襲をかけた男達が転がっている。数の多さに、無傷の勝利という訳にはいかず、共に返り血で血濡れていた。
頭部から頬に伝い落ちる血を拳でぐいと拭いながら、サカキが言った。
「スマンな。ロケット団の首領ともあろうものが、不甲斐ない」
「い、いえ」
とは言うものの、コジロウとてそれなりに貢献したつもりだが、拳や足技で男達のほとんどを沈めたのはサカキだ。
「帰って、傷の手当てをしよう。行くぞ」
二人で地を踏み締め立ち上がる。サカキに肩を貸しながら、オレだって頑張ったけど、ぼろぼろのサカキ様を見たら、マトリやムサシ、ニャースに怒られるんだろうなあと想像しながら、コジロウは天を仰いだ。
412足元には、ポケモンバトルではなく凶器や肉弾戦で、サカキに奇襲をかけた男達が転がっている。数の多さに、無傷の勝利という訳にはいかず、共に返り血で血濡れていた。
頭部から頬に伝い落ちる血を拳でぐいと拭いながら、サカキが言った。
「スマンな。ロケット団の首領ともあろうものが、不甲斐ない」
「い、いえ」
とは言うものの、コジロウとてそれなりに貢献したつもりだが、拳や足技で男達のほとんどを沈めたのはサカキだ。
「帰って、傷の手当てをしよう。行くぞ」
二人で地を踏み締め立ち上がる。サカキに肩を貸しながら、オレだって頑張ったけど、ぼろぼろのサカキ様を見たら、マトリやムサシ、ニャースに怒られるんだろうなあと想像しながら、コジロウは天を仰いだ。
NYA-SAN
PAST「ジャンフェス〜ボスグリに行ってきましたレポート〜」2018.8.26発行「RR団の祭典〜Never forget 2017.12.16th&17th〜」
に寄稿した漫画のWeb再録です。 2
kudouhikaru
MOURNINGサカキ様夢短歌ベッドで夢主の髪をいじりながら寝顔を見つめているサカキ様
と
髪をいじられてるような気がして起きてサカキ様を盗み見た少女夢主の図
ベッドで二人指ですく女の髪を弄ぶ
君の想いも意のままならな
そっと見た貴方の表情(かお)があまりにも
優しく微笑(え)むから惑うしかない
63君の想いも意のままならな
そっと見た貴方の表情(かお)があまりにも
優しく微笑(え)むから惑うしかない
kudouhikaru
MOURNINGTwitterに載せた、140文字で書くお題ったーより再掲。https://shindanmaker.com/375517どうせ無意識なんだろ「おいで、∗∗∗」
サカキに名を呼ばれ、私はいそいそと彼の胸に飛び込んだ。一人と一匹になった時、きっと無意識なんだろうけど、彼の声と表情が和らぐ瞬間が好き。私と二人の時は肩の力を抜くの。私は目を細めて喉を鳴らして、彼の愛撫を甘受する。
サカキの手持ちの特権よ。私の大好きなご主人なの
144サカキに名を呼ばれ、私はいそいそと彼の胸に飛び込んだ。一人と一匹になった時、きっと無意識なんだろうけど、彼の声と表情が和らぐ瞬間が好き。私と二人の時は肩の力を抜くの。私は目を細めて喉を鳴らして、彼の愛撫を甘受する。
サカキの手持ちの特権よ。私の大好きなご主人なの
kudouhikaru
DONE世の中、クチサカとサカクチはあるけどハンサカってないの? と検索したら、コンビもののイラストならあったけどカプ程は存在しなかったので自給自足した結果。あらゆる媒体から個人的に美味と思った部分を煎じて詰めてる。
原作に沿いつつ、サカキ様のファミリーネーム・過去・家族構成諸々捏造多々。本人、ラブサスペンスのつもりなので若干のミステリー仕様。苦手な方は回れ右。 9831
kudouhikaru
PASTママとミヤモトちゃんの一件があるので、ムサシのことを密かに妹分として大切にしているサカキ様が見たかった、などと供述しており。もしも、ムサシのパートナーとしてコジロウを見初めたのがサカキ様だったら。
ムサシ不在のコジムサ。
ピクシブより再掲。
神のはかりごと「ムサシちゃん」
弓なりに反った赤い房の束を凝った編み込みに結い上げた少女が、不思議そうにこちらを振り返る。その表情を見て、サカキは違う、と確信した。
ここは、ある高級ホテルの立食形式によるビュッフェレストランの会場だった。母が興した財閥ーーロケットコンツェルンをいずれ継ぐ身ではあるが、まだ十四歳であるサカキとしては、こういう上流階級の人間しか集まらない立食形式のパーティーは堅苦しさと息苦しさしか感じない。サカキの家に専属で仕えている料理長が提供してくれる食事の方がいくらもマシだ。が、「これも社会勉強よ」と母に強制的に連れてこられては、まだ幼いサカキに拒否権など存在しない。何せ食事を共にする相手は母の仕事相手ばかりだ。適当に愛想と笑顔を売っておいた方がいい、とはサカキにもわかっている。飲み物を選んで歩いている道すがら、ふと、すれ違った少女が母の親友兼部下である女性の娘とよく似ていた。母が女性ーーミヤモトから貰った写真を一度見せられただけだがーー、よく覚えている。名をムサシ。
5325弓なりに反った赤い房の束を凝った編み込みに結い上げた少女が、不思議そうにこちらを振り返る。その表情を見て、サカキは違う、と確信した。
ここは、ある高級ホテルの立食形式によるビュッフェレストランの会場だった。母が興した財閥ーーロケットコンツェルンをいずれ継ぐ身ではあるが、まだ十四歳であるサカキとしては、こういう上流階級の人間しか集まらない立食形式のパーティーは堅苦しさと息苦しさしか感じない。サカキの家に専属で仕えている料理長が提供してくれる食事の方がいくらもマシだ。が、「これも社会勉強よ」と母に強制的に連れてこられては、まだ幼いサカキに拒否権など存在しない。何せ食事を共にする相手は母の仕事相手ばかりだ。適当に愛想と笑顔を売っておいた方がいい、とはサカキにもわかっている。飲み物を選んで歩いている道すがら、ふと、すれ違った少女が母の親友兼部下である女性の娘とよく似ていた。母が女性ーーミヤモトから貰った写真を一度見せられただけだがーー、よく覚えている。名をムサシ。
china_bba
DONEskk夢 夢主はロケット団幹部聖夜のおたのしみ ある冬の1日。雪が朝から降り続いていた。部屋では暖房をつけていたが、ずっと椅子に座っていると足は冷える。嫌だな。
そんな事を考えていると、突然、部屋のドアが開いた。
「ウソウソ〜」
「何だ、こいつは」
「わっ、すみません、サカキ様!」
部屋に入ってきたウソッキーは、上機嫌だ。モミの木の葉っぱ、雪に見立てた綿、沢山のオーナメント、てっぺんには星。どうやら今日はそれらを身につけて、アジト中を駆け回っているらしい。
「ウソ? ウソ?」
ウソッキーは嬉しそうにガサガサと動く。
「そうか。今日は、クリスマスだったな」
フッと笑うと、サカキ様は立ち上がり、扉まで歩いてウソッキーの頭を撫でた。ウソッキーの持ち主は安心したように、ふう、とため息をついた。
1463そんな事を考えていると、突然、部屋のドアが開いた。
「ウソウソ〜」
「何だ、こいつは」
「わっ、すみません、サカキ様!」
部屋に入ってきたウソッキーは、上機嫌だ。モミの木の葉っぱ、雪に見立てた綿、沢山のオーナメント、てっぺんには星。どうやら今日はそれらを身につけて、アジト中を駆け回っているらしい。
「ウソ? ウソ?」
ウソッキーは嬉しそうにガサガサと動く。
「そうか。今日は、クリスマスだったな」
フッと笑うと、サカキ様は立ち上がり、扉まで歩いてウソッキーの頭を撫でた。ウソッキーの持ち主は安心したように、ふう、とため息をついた。