すずもち
DONED6 ゼットがビーコからバレンタインチョコを貰う話 ゼトメロ要素あり心で感じる甘さその日は四次元魔界中に朝から甘い香りが漂っていた。
鈍い自分の鼻にすら届くくらいの甘ったるさに一体何事だろうとゼットは不思議に思いながら目を覚ます。
取り敢えず起きるかとベッドから降りて身支度を整えていると数回、控えめなノック音が鳴らされた。そのノックの鳴らし方だけで誰が来たのか察知したゼットは素早く身綺麗にすると上機嫌でドアを開けた。
「あ、にいたんおはようなの!」
「おはよう、ビーコ。今から朝ごはんだよな?一緒に行こうな」
「う、うん。そうなんだけど、ええっとね……」
ビーコはもじもじと何か言いたそうにする。これは珍しい、どうしたのだろうと次の言葉を待つとビーコは手に提げていた紙袋から小さくも可愛らしい箱を差し出した。
1951鈍い自分の鼻にすら届くくらいの甘ったるさに一体何事だろうとゼットは不思議に思いながら目を覚ます。
取り敢えず起きるかとベッドから降りて身支度を整えていると数回、控えめなノック音が鳴らされた。そのノックの鳴らし方だけで誰が来たのか察知したゼットは素早く身綺麗にすると上機嫌でドアを開けた。
「あ、にいたんおはようなの!」
「おはよう、ビーコ。今から朝ごはんだよな?一緒に行こうな」
「う、うん。そうなんだけど、ええっとね……」
ビーコはもじもじと何か言いたそうにする。これは珍しい、どうしたのだろうと次の言葉を待つとビーコは手に提げていた紙袋から小さくも可愛らしい箱を差し出した。
すずもち
DONED6 ゼトメロメロディアのハッピーエンドについて話す二人
未完のおとぎ話昔々、ある魔界にそれはそれは美しいお姫様がおりました。お姫様は歌を歌うことを何よりも好み、毎日森や野原で歌っては蝶や花、悪魔達をその歌で喜ばせておりました。
そんなある日、破壊神という恐ろしいものがお姫様の住む魔界に攻めてくるという話がやってきます。魔界中混乱に陥りました。なにせその破壊神に狙われた魔界は全て滅んでしまっていたからです。お姫様も大きな不安を感じました。お姫様の歌はあらゆる生き物の心に届きますが破壊神とくれば歌でどうにかすることはできなかったからです。
ですがお姫様は魔界の希望であり、幸せの象徴でした。お姫様が不安な顔をしていれば他の悪魔や生き物も不安になって希望を失ってしまいます。
お姫様は誰よりもハッピーエンドを望んでいました、ですからお姫様は破壊神が来てもハッピーエンドになるように行動を起こしました。それは運命の王子様を見つけることです。
2777そんなある日、破壊神という恐ろしいものがお姫様の住む魔界に攻めてくるという話がやってきます。魔界中混乱に陥りました。なにせその破壊神に狙われた魔界は全て滅んでしまっていたからです。お姫様も大きな不安を感じました。お姫様の歌はあらゆる生き物の心に届きますが破壊神とくれば歌でどうにかすることはできなかったからです。
ですがお姫様は魔界の希望であり、幸せの象徴でした。お姫様が不安な顔をしていれば他の悪魔や生き物も不安になって希望を失ってしまいます。
お姫様は誰よりもハッピーエンドを望んでいました、ですからお姫様は破壊神が来てもハッピーエンドになるように行動を起こしました。それは運命の王子様を見つけることです。