Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    #パラレル

    parallel

    riddele

    MOURNINGパラレル・ファンタジー・年齢操作・めちゃくちゃ特殊設定
    でも書き出しだけ書きたかったので供養
    ゆくゆくは………………いや、ゆくゆくは……どっちかのCPに……左右なしかな……
    続きはいつか書きたくなったら
    特殊設定山盛りちょこっとファンタジーの冒頭 昔の話をしよう。
     昔々のそのまた昔、おとぎ話の世界のような、剣と魔法と、悪い魔物とそれと戦う神の軍勢がいた時代。神々は、自分の手足として魔物と戦う人間たちに力を与えた。
     ある神は海をも切り裂く刃を、またある神は山をも吹き飛ばす魔法を、そして他の神はどんな攻撃も防ぐ盾を。誰よりも早く走れる足、岩をも砕く腕力、そして何柱もの神々の中で最も優しき神が与えた力が——



    「こういう力ってわけなんだけど、どう思う?」

     突然そんなことを言った男は、ボタボタとその頭から血を流しながら、つい今しがたまで死の一歩前に足を置いていた青年を見下ろした。
     二人は国境を超える長距離列車の四人掛けのボックス席で、偶然はす向かいになっただけの仲だ。つまり、まったくの赤の他人だ。今まで交わしたのは乗り込む際の軽い会釈のみで、青年が現在血だらけになっている男の声を聞いたのはそれが初めてだった。わけが分からない。
    1203

    ロビぐだ♂とヘクマンを書きたい

    DONEそれは誰も知らない、本を閉じた後のお話。

    昔呟いてたロビぐだ♂ファンタジー(元ネタ有り)パラレルを今更小説の形でリメイクしてみたものの最終話。
    てなわけで完結です。長々とありがとうございました。

    ちなみにこのシリーズの全部をまとめた加筆修正版を一冊の文庫本にして今度のインテに持っていく予定です。紙媒体で欲しい方はよろしければ。
    ハッピーエンドは頁の外側で──────復讐を果たした代償のように魔道に堕ち、死ぬことさえ出来なくなった男は、それからの長い時を惰性で生きた。
    妖精達と再び会話を交わせる程度には理性を取り戻したものの、胸の内は冬の湖のように凍りつき、漣さえ立たない。自発的に行動しようとはせず、精々が森を荒そうとする不届き者を追い払ったり、興味本位でやって来る他所からの訪問者をあしらったりする程度。
    このまま在るだけの時間の果てにいつの日か擦り切れて、消滅を迎えるのだろう。その刻限を恩赦と捉えて待ち続けることを化け物は己自身へ科した。巡る季節と深さを増す樹海を他人事として感じ取りながら、摩耗しきるまでただ無為に時間をやり過ごす日々。繰り返しでしかない朝と夜を重ねること幾百年の末。
    5182

    ロビぐだ♂とヘクマンを書きたい

    PROGRESS前々からちまちま画像で投稿してたファンタジーパラレルなロビぐだ♂を改めてまとめて投下します。
    私はででにーとグリム童話が大好きなのでそういう要素が過分に含まれます。よろしくね。
    あとこれタイトル募集中なのでよかったら案をくだされ……
    https://marshmallow-qa.com/masakeikotasako?utm_medium=url_text&utm_source=promotion
    ファンタジーパラレルなロビぐだ♂―――物心ついた頃には既に、自分が“はぐれもの”であることを自覚していた。







    その時代、その地域において孤児は然程珍しくない話だ。貧しさで、飢えで、病で、事故で、襲撃で、強奪で、戦争で、様々な原因で人は死んでいく。その時が家族より早いか遅いか、残されるのが誰なのかは、別離の瞬間まで分からない。少なくとも、[[rb:そのうち > 遺された側]]の一人であるロビンはそうだった。
    母は物心つく前に亡くなり、顔すら覚えていない。朧気な記憶にある父親も、十を越す前に喪った。森番として親子二人で暮らしていたロビンは他に頼るあてもなく、そのまま最寄りの村にあった教会に引き取られた。その小さな教会では、神の教えを喧伝し実践する活動の一環として、寄る辺を喪った子供達を養育していたのだ。
    12834