n_kabosu
MOURNINGボツシーンNG大賞「お前、このまま伏黒が術式使えなくなって呪術師やめることになったらどうするつもりだ?」
突然の質問にパチクリと瞬く。
「どうするって、そりゃ……」
「術式が使えなくとも禪院の血だ。高専から追い出されたあの子がその後どうなるかなんてお前が一番に知ってるだろ」
「…………」
恵の今後について考えたことが無かったわけじゃない。ただ、まだ大丈夫だと楽観視していた。恵は聡い子だから。きっと自分の置かれている立場を理解出来るだろうと。
けれど。
「禪院の血を残す為に繁殖犬よろしく家に閉じ込められひたすら宛てがわれる女の相手をさせられるか、最悪次期当主に始末されるか……」
「そんなの僕がさせると思う?」
「でもそうなるんじゃないか? あの子が相伝の術式を無くしてしまえばお前が後見人でいる理由もない」
1761突然の質問にパチクリと瞬く。
「どうするって、そりゃ……」
「術式が使えなくとも禪院の血だ。高専から追い出されたあの子がその後どうなるかなんてお前が一番に知ってるだろ」
「…………」
恵の今後について考えたことが無かったわけじゃない。ただ、まだ大丈夫だと楽観視していた。恵は聡い子だから。きっと自分の置かれている立場を理解出来るだろうと。
けれど。
「禪院の血を残す為に繁殖犬よろしく家に閉じ込められひたすら宛てがわれる女の相手をさせられるか、最悪次期当主に始末されるか……」
「そんなの僕がさせると思う?」
「でもそうなるんじゃないか? あの子が相伝の術式を無くしてしまえばお前が後見人でいる理由もない」
aomaru2002
MAIKING没絵とかまとめ・なんかやる気じゃなくて描けなかったやつ
・上手く描けなくて諦めたやつ
とかそういう系。
結構H要素含む。
個人的に好きな『ドラゴンクエストビルダーズ』の『おおきづち』と『おおかなづち』の擬人化もある。
この描きかける癖のせいで没絵が大量生産されて困ることと悩む事しか出来なかったので公開。 55
えんがわ
MOURNINGオカ窓1話で削ったデュースとの勉強風景この頃の監督生は大分物腰が柔らかいね
勉強方法伝授「──で?デュースは何につまづいてるの?」
「ああ、ここなんだが……この公式を使うのはわかった。でも、どうしても答えが合わないんだ」
どれどれ?ノートを覗いてうわっと心の中で引いた。こりゃ酷い。何度も消したり書いたりしたせいで真っ黒になっている。
「う、うーん。まず、デュースはさ、ノートに書くより無地のメモ用紙に書いた方がいいかもしれない。これだってここなんだけど書き直し過ぎて途中から消えかけてる前の数字で計算しちゃってる」
「あ、ホントだ」
「ノートだとどうしても罫線があってそれに沿って書こうとしちゃうのは分かる。それが悪いわけじゃないけど数学は無地の方がデュースにはいいかも。メモ用紙なら書き直さなくても別の紙に計算し直せばいい」
629「ああ、ここなんだが……この公式を使うのはわかった。でも、どうしても答えが合わないんだ」
どれどれ?ノートを覗いてうわっと心の中で引いた。こりゃ酷い。何度も消したり書いたりしたせいで真っ黒になっている。
「う、うーん。まず、デュースはさ、ノートに書くより無地のメモ用紙に書いた方がいいかもしれない。これだってここなんだけど書き直し過ぎて途中から消えかけてる前の数字で計算しちゃってる」
「あ、ホントだ」
「ノートだとどうしても罫線があってそれに沿って書こうとしちゃうのは分かる。それが悪いわけじゃないけど数学は無地の方がデュースにはいいかも。メモ用紙なら書き直さなくても別の紙に計算し直せばいい」
no_________
MOURNINGシルディミで犬の話を書こうとしたやつのボツ。マイクランがかわいそうで気に入ってる棒で叩かれる犬を見た。あばらの浮いた犬は、その家の何かを狙っていたようだった。頰のこけた女性は金切り声を発しながら棒を振り、犬をもう一度叩いた。犬はキャンと大きく鳴くと、駆け去っていった。後に残された女性はだらりと腕を垂れ下げ、ヨロヨロと犬がいた場所に近寄った。赤く染まったその場所には食い漁られた鶏がいた。女性がその鶏をどうしたのか。馬車は遠ざかり、シルヴァンは目にすることができなかった。馬車の中には重苦しい沈黙が満ちている。頰を腫らした兄は膝の上で拳を握ったまま唇を噛みしめ、父は無表情で窓の外を眺めている。「犬ですら棒で叩けばいうことを聞くというのに」
ポツリと父が呟いた。兄は口角を吊り上げ、父に向かって唾を吐き捨てる。父の手が翻り、流れるように兄の頰を打った。パァンと響く乾いた音に思わずシルヴァンは目を瞑り、耳を塞ぐ。口の中がひどく乾いていた。手のひらの向こうから口汚い兄の罵倒が聞こえる。父の叱責が聞こえる。息を殺し、自分はここにいないと思おうとした。
兄の手がシルヴァンの手首を引っ掴む。兄は蒼白なシルヴァンを父に向けて突き飛ばした。父の手がシルヴァンを抱き留める。
「あんた 1686