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    #マギ

    magi

    あもり

    DONE遅くなりましたが、Blackend世海征服2 開催おめでとうございます〜!!!夏に突然謎の狂いハマりをして勢いで参加させてもらいました。
    白龍とジュダル、第九補給基地での夜です。リリカル目指してたんですが、若干ホラー混じりました。ハッピーエンドです!!
    夜明けはまだ遠い 一人、暗闇の中を走らされていた。なぜ走っているのか、走らされているのか、いつからなのか、さっぱりわからない。幼い手足はすでにへとへとで疲れきっていて、本音を言えば今すぐにでも足を止めて休みたかった。けれど、止まることは出来ない。走って、走って、白龍を追いかけてくる何かから逃げないといけないことだけは、わかっていた。周りは真っ暗でやさしい兄上も姉上も、だれもいない。一人きりだ。でも、走らないといけない。足を止めた瞬間に、追いつかれた瞬間に、呑み込まれる。もっと早く、早く逃げなければ、でないと。
     白龍の必死な願いが功を奏したのか、小さな手足はいつの間にかどんどんと成長して、歩幅も走る勢いも伸びていった。それだというのに、後ろから迫る速度はどんどん増している。ひたひたと、ずるずると、ごうごうと、ぱちぱちと、様々な音を立て、重量を増してついてくる。追いかけてくる。
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    あもり

    DONEマギの二次創作、まさかのユナンとウーゴくんの話が出力されたのはさすがに書いてる本人が1番の予想外でした。ユナンは聖宮でのあの姿(ルフ)だと話せない、と言ってたけどもし話せてたとしてもウーゴくんってさぁ…まぁお喋り権限与えてあげるのも、神様だから容易なんだよなぁ…となってたら書き上げてました。

    別名、若かりしころのユナンの神様へのちょっとした八つ当たりです
    聖宮問答、あるいは存在しない幕間「おかえり、ユナン」
     何度目かのマギとしての命が終わり、再び聖宮に召し上げられた時のことだった。連続した記憶の中と変わらぬ番人が、悲しそうに微笑みながらも出迎えてくれた。これもいつものこと。
    「今回は長かったね」
     ルフだけの存在になって初めて会える番人がそっと僕のルフに手を差し出した。手のひらにのって、感情を一度落ち着かせ、暫くの後また送り出させれる。これもいつものことだった。けれど。
    「……初めて他のマギにもあったよ」
     驚いたようにパチパチと瞬きをして、番人はこちらに視線を合わせてきた。ルフの状態で言葉を使うことは、特に聖宮の中では酷く疲れる。それでも口を開いたのは理由がある。そんなことを知ってかしらずか、彼は嬉しそうに僕に語りかけてきた。
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