furandassu6
DOODLEついでに載せちゃえ!!勇ロラ!!!!もうちょっと本数増やしていつかまとめてpixivに載せようと思ってもうすぐ1年が経ちます「時々考えるのです」
勇者様は突然そうおっしゃっいました。どこか遠くを見る瞳は、少し影がかかっていて、何かに連れ去られてしまいそう。
「私は竜王と対峙した時、世界の半分をやろうと持ちかけられました」
「ええ、それは伺っています。それがどうか?」
「もしもそれに「はい」と答えていたら、この世界はどうなっていたのだろう、と」
勇者様がそんなこと、と否定しようとしたけれどやめた。その瞬間になにを考えていたかなど、当人にしか分からないこと。安易に他人が否定していい話ではないですから。
「竜王が何を考えてそんな話を持ちかけたのか、今となってはわかりません。しかしもしも頷いていたら、本当に世界の半分は私のものになっていたのでしょうか。それともやはりあれはただの罠で、私を陥れるための策略だったのでしょうか」
1030勇者様は突然そうおっしゃっいました。どこか遠くを見る瞳は、少し影がかかっていて、何かに連れ去られてしまいそう。
「私は竜王と対峙した時、世界の半分をやろうと持ちかけられました」
「ええ、それは伺っています。それがどうか?」
「もしもそれに「はい」と答えていたら、この世界はどうなっていたのだろう、と」
勇者様がそんなこと、と否定しようとしたけれどやめた。その瞬間になにを考えていたかなど、当人にしか分からないこと。安易に他人が否定していい話ではないですから。
「竜王が何を考えてそんな話を持ちかけたのか、今となってはわかりません。しかしもしも頷いていたら、本当に世界の半分は私のものになっていたのでしょうか。それともやはりあれはただの罠で、私を陥れるための策略だったのでしょうか」