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    #宝石商

    jewelers

    riddele

    MOURNINGパラレル・ファンタジー・年齢操作・めちゃくちゃ特殊設定
    でも書き出しだけ書きたかったので供養
    ゆくゆくは………………いや、ゆくゆくは……どっちかのCPに……左右なしかな……
    続きはいつか書きたくなったら
    特殊設定山盛りちょこっとファンタジーの冒頭 昔の話をしよう。
     昔々のそのまた昔、おとぎ話の世界のような、剣と魔法と、悪い魔物とそれと戦う神の軍勢がいた時代。神々は、自分の手足として魔物と戦う人間たちに力を与えた。
     ある神は海をも切り裂く刃を、またある神は山をも吹き飛ばす魔法を、そして他の神はどんな攻撃も防ぐ盾を。誰よりも早く走れる足、岩をも砕く腕力、そして何柱もの神々の中で最も優しき神が与えた力が——



    「こういう力ってわけなんだけど、どう思う?」

     突然そんなことを言った男は、ボタボタとその頭から血を流しながら、つい今しがたまで死の一歩前に足を置いていた青年を見下ろした。
     二人は国境を超える長距離列車の四人掛けのボックス席で、偶然はす向かいになっただけの仲だ。つまり、まったくの赤の他人だ。今まで交わしたのは乗り込む際の軽い会釈のみで、青年が現在血だらけになっている男の声を聞いたのはそれが初めてだった。わけが分からない。
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