D_nedaisuki
DOODLEホラーチックな文章が書きたかったです。思い付きで一発書きしたので誤字脱字あるかも......
#終焉ノ栞
黒髪の女旧校舎を後に、A弥たちと離れた私は、どこかに寄り道するでもなく帰路についていた。
やれ噂だの都市伝説だのを夢中になって語り合っている間に、気が付いたら夕日はもうすぐ沈もうとしていた。
こうしてまた、いつもの道をいつものように歩いているとちょうど曲がり角に差し掛かったところで、4~5歳くらいだろうか?一人の男の子に話しかけられた。
「お姉ちゃん、どうしたの?」
いつも通りのつもりであったが、子どもの目はどうも誤魔化せないようで、それが初対面であっても本心を見透かされたような気持ちになった。
そう、今日A弥が持って来たネタはいつもにまして何倍も不気味なものだった。
故に、少しでも早く内容を忘れよう忘れようと念じつつ、恐怖から逃れようと平常心を意識していた私であったが、目の前の少年にはバレバレであったようだ。
2481やれ噂だの都市伝説だのを夢中になって語り合っている間に、気が付いたら夕日はもうすぐ沈もうとしていた。
こうしてまた、いつもの道をいつものように歩いているとちょうど曲がり角に差し掛かったところで、4~5歳くらいだろうか?一人の男の子に話しかけられた。
「お姉ちゃん、どうしたの?」
いつも通りのつもりであったが、子どもの目はどうも誤魔化せないようで、それが初対面であっても本心を見透かされたような気持ちになった。
そう、今日A弥が持って来たネタはいつもにまして何倍も不気味なものだった。
故に、少しでも早く内容を忘れよう忘れようと念じつつ、恐怖から逃れようと平常心を意識していた私であったが、目の前の少年にはバレバレであったようだ。
D_nedaisuki
DOODLEシンさんに頼まれて書いた、C太主人公の小説です。こんな世界線もあってもいいかなと。
#終焉ノ栞
キツネの正体は、やっぱり××だったんだ『──ひとりの裏切り者『キツネ』によってゲームは始まった』
無機質な声が教室に響く。
まるで脳に直接流し込まれるかのような不快なノイズ。
『抜け出したければ以下の条件に注意をし、終焉を迎えよ。──さあ、楽しい終焉ゲームの始まり始まり』
ある日の放課後、A弥、B子、D音の三人と共に、A弥がどうしてもやりたいという、例のこっくりさんを行った。
そこから、オレ達は最悪の終焉ゲームに巻き込まれてしまったのであった......
とはいったもののその日のオレは、まるで映画でも見ているかのような感覚で、自分が死と隣り合わせの状況に置かれてしまったことの実感は不思議なまでに湧かなかった。
それから数日。
帰宅後、自室のPCを立ち上げ、いつもと同じようにモニターに映るA弥を眺める。
2381無機質な声が教室に響く。
まるで脳に直接流し込まれるかのような不快なノイズ。
『抜け出したければ以下の条件に注意をし、終焉を迎えよ。──さあ、楽しい終焉ゲームの始まり始まり』
ある日の放課後、A弥、B子、D音の三人と共に、A弥がどうしてもやりたいという、例のこっくりさんを行った。
そこから、オレ達は最悪の終焉ゲームに巻き込まれてしまったのであった......
とはいったもののその日のオレは、まるで映画でも見ているかのような感覚で、自分が死と隣り合わせの状況に置かれてしまったことの実感は不思議なまでに湧かなかった。
それから数日。
帰宅後、自室のPCを立ち上げ、いつもと同じようにモニターに映るA弥を眺める。
D_nedaisuki
DOODLE上げ忘れてたので上げます。B子主人公。
#終焉ノ栞
百合咲く旅路桜舞う春の季節に、旅に出ようと考えた。
人は、誰しもが「仮面」を被って生きている。
みんなが褒めて、憧れると言って、頼って、好きになって、告白していく私は、本当の私とは全く程遠い人間だ。
狡猾で、すぐに感情をむき出しにする。
そういった人格が私の中には確実にいる。
いつしか私は、人に囲まれれば囲まれる程、孤独感を感じるようになっていた。
そんな、本来の自分と周りの望んでいる自分とのギャップに悩まされている私は、世間の人々が、やれ新学期だ就職だで自分のことに手一杯になるこの時期を狙って、決して誰にも注目されないように、本来の自分を晒け出しながら、ひとり旅を満喫しようと決めたのだ。
※
当日、いつもより早めに起床した私は、軽い朝食と身支度を済ませ最寄りの駅へと向かう。
939人は、誰しもが「仮面」を被って生きている。
みんなが褒めて、憧れると言って、頼って、好きになって、告白していく私は、本当の私とは全く程遠い人間だ。
狡猾で、すぐに感情をむき出しにする。
そういった人格が私の中には確実にいる。
いつしか私は、人に囲まれれば囲まれる程、孤独感を感じるようになっていた。
そんな、本来の自分と周りの望んでいる自分とのギャップに悩まされている私は、世間の人々が、やれ新学期だ就職だで自分のことに手一杯になるこの時期を狙って、決して誰にも注目されないように、本来の自分を晒け出しながら、ひとり旅を満喫しようと決めたのだ。
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当日、いつもより早めに起床した私は、軽い朝食と身支度を済ませ最寄りの駅へと向かう。