ひんと
TRAINING人生初めての小説(??)です。支部にも同じものをうpしましたが、使い分けがいまいちよくわからない、、お手柔らかにお願いします。
ある日のまてんろ 窓から穏やかな陽の光が射し、落ち着いた雰囲気のキッチンを照らし出している。キッチンのシンクには、先ほどまで朝食に使われていた食器が置かれており、この家の主が今、朝食の後片付けを行っている。
彼、シンジュクディビジョン麻天狼のリーダー、神宮寺寂雷は今日という日を心待ちにしていた。というのも、今日は彼のチームメンバーである伊弉冉一二三と観音坂独歩が訪ねてくることになっているからである。休日に寂雷が一二三と独歩に会うことは珍しいことではなかったが、普段は2人が同居しているマンションに寂雷が訪問することが多く、2人を自宅に招く機会自体が珍しいことであった。これだけでも寂雷が心待ちにする理由としては十分だが、寂雷にはもう1つ、今日を楽しみにしていた理由があった。それは、寂雷の好物である納豆アイスを、2人にふるまうことになっていたからである。
3159彼、シンジュクディビジョン麻天狼のリーダー、神宮寺寂雷は今日という日を心待ちにしていた。というのも、今日は彼のチームメンバーである伊弉冉一二三と観音坂独歩が訪ねてくることになっているからである。休日に寂雷が一二三と独歩に会うことは珍しいことではなかったが、普段は2人が同居しているマンションに寂雷が訪問することが多く、2人を自宅に招く機会自体が珍しいことであった。これだけでも寂雷が心待ちにする理由としては十分だが、寂雷にはもう1つ、今日を楽しみにしていた理由があった。それは、寂雷の好物である納豆アイスを、2人にふるまうことになっていたからである。
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PROGRESSステ🚚5️⃣の⌚️と💉が再び対峙する話。第2話。(第1話は前回投稿をご覧ください)
暗闇の中現れた不審な男に誘拐された👔。
そんな時、💉の元にある手紙が届きます。
吊られた男②「これは……」
神宮寺寂雷は眉を顰めた。
彼の手には一枚の紙切れがある。何の変哲もない大学ノートの切れ端。シンジュク中央病院のポスト、神宮寺医師宛てに届いたものだというが書かれている内容は紹介状でも患者からの礼状でもなく、あまりに非現実的で目を疑うものだった。
──チームメイトは預かった──
たった一言達筆な字で記された下にはとある住所。更に同封物を目にした寂雷の表情がみるみるうちに険しくなる。それは彼の営業担当であり患者でありチームメイト、観音坂独歩がいつも首に掛けている社員証だったのだ。
突如机上に置いてあった寂雷のスマホがブーッブーッと音を立てビクリと我に返る。緊張を飲み下し、通話ボタンをタップする。
754神宮寺寂雷は眉を顰めた。
彼の手には一枚の紙切れがある。何の変哲もない大学ノートの切れ端。シンジュク中央病院のポスト、神宮寺医師宛てに届いたものだというが書かれている内容は紹介状でも患者からの礼状でもなく、あまりに非現実的で目を疑うものだった。
──チームメイトは預かった──
たった一言達筆な字で記された下にはとある住所。更に同封物を目にした寂雷の表情がみるみるうちに険しくなる。それは彼の営業担当であり患者でありチームメイト、観音坂独歩がいつも首に掛けている社員証だったのだ。
突如机上に置いてあった寂雷のスマホがブーッブーッと音を立てビクリと我に返る。緊張を飲み下し、通話ボタンをタップする。
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PROGRESSステ🚚5️⃣の⌚️と💉が再び対峙する話。全年齢。冒頭部分です。
👔が登場します。
吊られた男「神宮寺寂雷をご存知ですね?」
その男は暗闇から浮かび上がるように現れた。
顔を覆い隠す大きなフードに大柄な体躯。その動きは随分ゆったりとしているがゆらりと歩み寄るその動作は寸分違わず統制され、一般人にはない、骨の髄まで張り巡らされた揺るがぬ体幹が見て取れた。
終電を逃し人影のない暗い道の脇、疲れきった会社員 観音坂独歩はただならぬ気配を感じた。
「……すみません、急いでいるので失礼します」
すれ違い通り過ぎようとした独歩の肩がグッと掴まれる。その予想外の痛みに彼は思わず声を上げた。
「いッ」
「もう一度聞きます。神宮寺寂雷を、ご存知ですね?」
一音一音確かめるような発声。フードの中の表情は見えない。ただニタリとつり上がった口元だけが不気味に街灯に浮かび上がるのが分かった。独歩の背を冷や汗が伝う。
868その男は暗闇から浮かび上がるように現れた。
顔を覆い隠す大きなフードに大柄な体躯。その動きは随分ゆったりとしているがゆらりと歩み寄るその動作は寸分違わず統制され、一般人にはない、骨の髄まで張り巡らされた揺るがぬ体幹が見て取れた。
終電を逃し人影のない暗い道の脇、疲れきった会社員 観音坂独歩はただならぬ気配を感じた。
「……すみません、急いでいるので失礼します」
すれ違い通り過ぎようとした独歩の肩がグッと掴まれる。その予想外の痛みに彼は思わず声を上げた。
「いッ」
「もう一度聞きます。神宮寺寂雷を、ご存知ですね?」
一音一音確かめるような発声。フードの中の表情は見えない。ただニタリとつり上がった口元だけが不気味に街灯に浮かび上がるのが分かった。独歩の背を冷や汗が伝う。
どろん
DONE私があなたに何かしてあげたいと思うのは、私が優しいからじゃなく、私にそう思わせるほど、あなたが素敵だからです。って思ってるよ。誕生日くらいあまりひどい目に遭わない独歩くんが描きたくて。何とか5月中にできてよかったです。 7