ナキレク
MEMOヒプマイ 寂雷×乱数クレリリ用 ブロマンス
ヒプマイ 寂雷×乱数 (案②)『飴』「ゲホッゲホッ」
渋谷の大通りから少しズレた裏路地で乱数は苦しそうに咳き込んでいた。いつもならあるはずの飴が運悪く手元になく、肺炎のような胸から来る激しい咳に吐血。思わず口元を拭い、大丈夫だよぉー、と自分を騙すかのように独り言を漏らすと「何が大丈夫ですか? 大丈夫じゃないでしょう」と細い手がと棒付きキャンディーが乱数の視界に入る。低く落ち着きのある声、寂雷だ。
「ゲホッゲホッ。助けてなんていってないもーん」
そう乱数は強がり返すも「ゲホッゲホッゲホッゲホッ」と咳は嘘をつかない。見かねた寂雷は「ほら、飴ですよ」と口元に近づけ、ツンっと飴を唇に当てた。ぐぬぬっと乱数は頬を赤く染め、少し拗ねる顔をするも観念したのだろう。
565渋谷の大通りから少しズレた裏路地で乱数は苦しそうに咳き込んでいた。いつもならあるはずの飴が運悪く手元になく、肺炎のような胸から来る激しい咳に吐血。思わず口元を拭い、大丈夫だよぉー、と自分を騙すかのように独り言を漏らすと「何が大丈夫ですか? 大丈夫じゃないでしょう」と細い手がと棒付きキャンディーが乱数の視界に入る。低く落ち着きのある声、寂雷だ。
「ゲホッゲホッ。助けてなんていってないもーん」
そう乱数は強がり返すも「ゲホッゲホッゲホッゲホッ」と咳は嘘をつかない。見かねた寂雷は「ほら、飴ですよ」と口元に近づけ、ツンっと飴を唇に当てた。ぐぬぬっと乱数は頬を赤く染め、少し拗ねる顔をするも観念したのだろう。
ナキレク
MEMOクレリリ用のメモ。ブロマンス。ヒプマイ 寂雷×乱数①
ヒプマイ 寂雷×乱数『プリクラ』 とあるゲームセンター。
乱数はどうしても寂雷としたいことがあり、無理承知の上誘った。様々な機械音を奏でる数ある機体のうち立ち止まったのはプリクラの前。
「ねぇねぇ、寂雷。プリクラ撮ろ!!」
「プリクラ? なんですか。それは」
「良いから良いから。ほら、早く」
乱数は「えへへっ」と子供のような可愛い笑みを浮かべながらお金を入れ、強引に寂雷を中へ押し込む。慣れた手付きで画面をタップ。スマホスタンドを見つけ、スマホを立て掛けるやムービー撮影。カメラに向かって手を振り、寂雷の腕にしがみつきスマホを指差す。
「ほらほら、手を振って。撮影してるんだよぉー」
「こう、ですか?」
ぎこちながらも手を振ってくれた寂雷に乱数は嬉しくなり、プリクラの撮影が始まるや指示にしたがってポーズを撮る。
654乱数はどうしても寂雷としたいことがあり、無理承知の上誘った。様々な機械音を奏でる数ある機体のうち立ち止まったのはプリクラの前。
「ねぇねぇ、寂雷。プリクラ撮ろ!!」
「プリクラ? なんですか。それは」
「良いから良いから。ほら、早く」
乱数は「えへへっ」と子供のような可愛い笑みを浮かべながらお金を入れ、強引に寂雷を中へ押し込む。慣れた手付きで画面をタップ。スマホスタンドを見つけ、スマホを立て掛けるやムービー撮影。カメラに向かって手を振り、寂雷の腕にしがみつきスマホを指差す。
「ほらほら、手を振って。撮影してるんだよぉー」
「こう、ですか?」
ぎこちながらも手を振ってくれた寂雷に乱数は嬉しくなり、プリクラの撮影が始まるや指示にしたがってポーズを撮る。
mudabanashi
DONEたぶんもしかすると閲覧注意なんだろうと思うので実験でポイピク使ってみます!(モブ研究員ズ?がいます。。)注射は嫌い。。
・・・手、頑張りました・・・・
(ポイピクの設定確認かけてて色々すみません・・・) 2
s a t o u
MOURNINGあめゆめナイト※キャチアス時間軸
zzz...0
おととい、午前4時18分。
昨日、午前3時47分。
そして今日、午前2時36分。
シブヤ郊外のホテルの一室で飴村乱数は携帯電話の画面を見つめる。朝5時にセットしていたアラームには今日も仕事をさせてやれなかった。
アラームをオフにしたのち、携帯を枕元に伏せそっと身体を起こす。寝起きのぼやけた意識のまま、乱数は自分の両側で寝息をたてる二人の男に目をやった。ベッドサイドの仄かな灯でも仲間の顔はよく見える。右隣の男──有栖川帝統は布団を跳ねのけ両手両足おまけに口までいっぱいに広げている。ガウンが乱れ、太腿どころか下着までもが露わになっている。対照的に左隣の夢野幻太郎は身体を丸めてじっと静かに目を閉じている。
8463おととい、午前4時18分。
昨日、午前3時47分。
そして今日、午前2時36分。
シブヤ郊外のホテルの一室で飴村乱数は携帯電話の画面を見つめる。朝5時にセットしていたアラームには今日も仕事をさせてやれなかった。
アラームをオフにしたのち、携帯を枕元に伏せそっと身体を起こす。寝起きのぼやけた意識のまま、乱数は自分の両側で寝息をたてる二人の男に目をやった。ベッドサイドの仄かな灯でも仲間の顔はよく見える。右隣の男──有栖川帝統は布団を跳ねのけ両手両足おまけに口までいっぱいに広げている。ガウンが乱れ、太腿どころか下着までもが露わになっている。対照的に左隣の夢野幻太郎は身体を丸めてじっと静かに目を閉じている。
sihudo
DONEコミカライズでディビジョンバトルが描かれる前に書いたお話です。帝統が幻太郎にちゅーされてもだもだするお話。らむだちゃんはほとんど出てきてませんが、幻太郎が話してるのはほぼ乱数ちゃんと青年の話です。乱数と青年のことを重ね合わせてどこまで踏み込んで良いか迷ってる。天幕の中の暗闇で その瞬間、全身を貫いていたバトルの熱狂と興奮から急速に解放され、敵の攻撃に容赦なく打たれまくった体はボロボロなのに痛みもまるで感じず、俺たちが麻天狼に負けたという実感などもっとほど遠かった。しかし、俺たちの事情などお構いなしにショーは進行するらしいので、俺たちは早々に舞台から退場させられ、目のくらむような照明の眩しさと観客席のざわめきから一転、薄暗く狭い廊下をとぼとぼと歩いて控室に向かっていた。
ディビジョンバトルというのは、どうやら負けても命をとられるものではないらしい。麻天狼の連中とのバトルはともかく、この興行が俺にくれるスリルはその程度のものなのか。俺の血液はバトルの余韻でいまだに沸騰を続けながら、一方でどこかでひどく白けていた。
5294ディビジョンバトルというのは、どうやら負けても命をとられるものではないらしい。麻天狼の連中とのバトルはともかく、この興行が俺にくれるスリルはその程度のものなのか。俺の血液はバトルの余韻でいまだに沸騰を続けながら、一方でどこかでひどく白けていた。
月(ユエ)
MOURNINGpixivにあげた小説(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16209124)のボツになったところです。永遠に語り継げ〜!
「どんなに願ったって、話せなくなることも、会えなくなることもあるでしょう。でもね──」
幻太郎の瞳には、顔をぐちゃぐちゃにして泣く僕の姿が映っていた。
「僕の物語のなかでは、僕らはずっと一緒です。そしてその物語が、本がこの世にある限り、僕らは永遠に存在していられるんです」
誰かの記憶に遺るというかたちで。幻太郎はそう言い、僕の頭を撫でた。
172幻太郎の瞳には、顔をぐちゃぐちゃにして泣く僕の姿が映っていた。
「僕の物語のなかでは、僕らはずっと一緒です。そしてその物語が、本がこの世にある限り、僕らは永遠に存在していられるんです」
誰かの記憶に遺るというかたちで。幻太郎はそう言い、僕の頭を撫でた。