マ ツ
PAST昔書いた小話原文ママ。リマスター発売前に漫画にしたいけどできなさそう。悲しい。END後ロイドについてあのとき、砕けたミトスの輝石が俺のエクスフィアに吸収されていくのが見えた。
そしたら急に身体が軽くなって、「今なら飛べる」ってなんの躊躇いもなく思ったんだ。
きっと、ミトスが俺の背中を押してくれたんだ、俺はそう思ってる。
「久しぶりね、ユアン」
「リフィルか」
新たな世界樹、ユグドラシルがこの地に根付いて数十年の時が経った。
世界樹の発芽という世界規模の事象。
その立役者の一人であったリフィルは、久方ぶりに世界樹の下を訪れていた。
「珍しいな。お前はあまり、ここへは来ないだろう」
「あら、用がなければ来るなと言ったのはあなたよ?」
「私は控えろ、と言ったんだ」
世界樹の存在が知られれば、悪用される可能性もある。
それを危惧して、世界樹誕生の後守り人となったユアンは、その事実を知る者たちにあまり近寄らないよう釘を刺していた。
2066そしたら急に身体が軽くなって、「今なら飛べる」ってなんの躊躇いもなく思ったんだ。
きっと、ミトスが俺の背中を押してくれたんだ、俺はそう思ってる。
「久しぶりね、ユアン」
「リフィルか」
新たな世界樹、ユグドラシルがこの地に根付いて数十年の時が経った。
世界樹の発芽という世界規模の事象。
その立役者の一人であったリフィルは、久方ぶりに世界樹の下を訪れていた。
「珍しいな。お前はあまり、ここへは来ないだろう」
「あら、用がなければ来るなと言ったのはあなたよ?」
「私は控えろ、と言ったんだ」
世界樹の存在が知られれば、悪用される可能性もある。
それを危惧して、世界樹誕生の後守り人となったユアンは、その事実を知る者たちにあまり近寄らないよう釘を刺していた。