3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第七十三回 お題:「口上」「八分咲き」
遠距離恋愛をする司が、桜をきっかけに色んな出来事を思い出すお話。
司視点 両想い
指輪はとっくに用意されてたし、次の日にはもう例のあれは提出された「ねえ、司くん」
ひらり、ひらりと。小さな花弁が、宙を舞う。
「君に、お願いがあるんだ。」
振り向くその顔は、寂しそうなのを、一生懸命隠したような、顔で。
「----------------」
オレは……………
---------------------------------
「……夢、か」
のっそりと、ベッドから起き上がる。
未だに身体に残る疲労感と頭の重さに苦笑しながらも、朝ごはんを作るべくキッチンへ向かう。
本当はもっと寝ていてもいいが、ルーティーンのように日々を過ごしていたから、今更二度寝なんてできないだろう。
インスタントのスープがあるし、確か食パンも買っていた筈。
トーストにして、寧々から教えてもらった蜂蜜を塗ってみようか。
6286ひらり、ひらりと。小さな花弁が、宙を舞う。
「君に、お願いがあるんだ。」
振り向くその顔は、寂しそうなのを、一生懸命隠したような、顔で。
「----------------」
オレは……………
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「……夢、か」
のっそりと、ベッドから起き上がる。
未だに身体に残る疲労感と頭の重さに苦笑しながらも、朝ごはんを作るべくキッチンへ向かう。
本当はもっと寝ていてもいいが、ルーティーンのように日々を過ごしていたから、今更二度寝なんてできないだろう。
インスタントのスープがあるし、確か食パンも買っていた筈。
トーストにして、寧々から教えてもらった蜂蜜を塗ってみようか。
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第七十二回 お題:「おとぎ話」「なにぃ!?」
二人きりの練習日にセカイで起こった、とある珍事件のお話。
類視点 両想い
不安な心の行き先は。必要なものを持って、スマホから曲を流す。
光が落ち着くのを待って、見慣れたセカイのテントへの道を早足で歩いていった。
今日は寧々もえむくんも家の都合でお休みだから、練習もお休み。
だけど、それじゃもったいないから、セカイで集まって僕達で次回の脚本の叩き台を作ろう、という話になったのだけれど。
司くんに見せたい機材の調整をしていたら、約束の時間まであとわずかになってしまった。
集合場所はテントだから、セカイに入って移動すると考えると、きっと時間を過ぎてしまう。
「急がないと…………あれ?」
早足で進んでいると、何やらぬいぐるみに囲まれた誰かがいた。
……否。体格も、髪色も、その声も、全て聞き覚えがある人物だ。
けど、その姿は、僕の知る姿とは全く異なっていた。
3670光が落ち着くのを待って、見慣れたセカイのテントへの道を早足で歩いていった。
今日は寧々もえむくんも家の都合でお休みだから、練習もお休み。
だけど、それじゃもったいないから、セカイで集まって僕達で次回の脚本の叩き台を作ろう、という話になったのだけれど。
司くんに見せたい機材の調整をしていたら、約束の時間まであとわずかになってしまった。
集合場所はテントだから、セカイに入って移動すると考えると、きっと時間を過ぎてしまう。
「急がないと…………あれ?」
早足で進んでいると、何やらぬいぐるみに囲まれた誰かがいた。
……否。体格も、髪色も、その声も、全て聞き覚えがある人物だ。
けど、その姿は、僕の知る姿とは全く異なっていた。
Do not Repost・どべ
DONEお題【少女/風船】日頃描かない北魔王、やっと描いたぞぉお。
(暇なので手紙入り風船飛ばして見も知らぬ誰かと交流を試みる図)
【2022年3月28日】桜風味のリメイク追加。 8
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第七十一回 お題:「苗字呼び」「もどかしい」
外部の劇団の稽古を受けることになった2人に襲いかかる、とある事件のお話。
類視点 両想い
※イジメととれる表現がございます。ご了承いただける方だけ、お読みください。※ 6494
ィリュシアの骨
CAN’T MAKE赤ピーマンドラゴン危険を感じるとクソ苦い汁を飛ばすので子供に嫌われがちな小型ドラゴン
ワンドラ用開始時刻を45時間間違えるという愚行により生まれた絵のフライング投稿ですつらみ 明後日改めてついったに投げます
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第七十回 お題:「山」「本気」
関係が変わってしまうのが怖くて告白できない類くんが体験した、ある事件のお話。
類視点 ?思い
高鳴る心臓はどちらも同じ鼓動を刻むカチャカチャと、僕が機械を弄る音が、静かな部屋に木霊する。
それに対抗するように雨音を立てていた天井から、更に大きな雨音が響き渡る。
「……これは酷いなあ」
雨音を聞きながら天井を見上げて、誰に聞かれるでもない独り言をぽつりと呟いた。
ある日の休日。
事前に天気予報で、台風ではないが雨も風も強いということが発表されていた。
野外ステージであるワンダーステージでは練習も危険だということで、安全第一で今日明日のショーは中止となった。
事前にわかっていたとはいえ、急にできた休み。
加えてこの天気では外に出ることすら億劫なので、僕は何時も通り機材の調整に取り組んでいた。
「……よし。これはOK。こっちのは……」
何個目になるかわからない機材の調整を終え、次の機材に手をつける。
6755それに対抗するように雨音を立てていた天井から、更に大きな雨音が響き渡る。
「……これは酷いなあ」
雨音を聞きながら天井を見上げて、誰に聞かれるでもない独り言をぽつりと呟いた。
ある日の休日。
事前に天気予報で、台風ではないが雨も風も強いということが発表されていた。
野外ステージであるワンダーステージでは練習も危険だということで、安全第一で今日明日のショーは中止となった。
事前にわかっていたとはいえ、急にできた休み。
加えてこの天気では外に出ることすら億劫なので、僕は何時も通り機材の調整に取り組んでいた。
「……よし。これはOK。こっちのは……」
何個目になるかわからない機材の調整を終え、次の機材に手をつける。
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第六十九回 お題:「玩具」「埋もれる」
タイムカプセルにある思いを込めていた司のお話。数年後設定です。
司視点 ?想い
埋めて隠しても、無くならないもの。朝日が昇ったばかりの、午前4時。
静まり返る園内に、密かに集まった4人がいた。
「すまんな。こんな時間しか取れなくて」
「まあ、大丈夫だけど。ちゃんと寝たわけ?」
「僕は機材の調整で元々徹夜だね」
「オレは収録が終わらなかったから徹夜したな」
「ちょっと?」
「2人とも、後でベッド貸すね!とりあえず、掘りにいこー!」
「「「おー」」」
小さめの声で会話する、4人の大人。
子供のように掛け声に合わせて腕を上げると、笑い合いながら林の奥に進んでいった。
---------------------------------
「休止する前に、タイムカプセルを埋めたいの!」
そう言い出したのは、えむだった。
オレも類も大学卒業を目前に控えていて、オレも、なんなら寧々も、事務所に声がかかるくらいには有名になった。
3657静まり返る園内に、密かに集まった4人がいた。
「すまんな。こんな時間しか取れなくて」
「まあ、大丈夫だけど。ちゃんと寝たわけ?」
「僕は機材の調整で元々徹夜だね」
「オレは収録が終わらなかったから徹夜したな」
「ちょっと?」
「2人とも、後でベッド貸すね!とりあえず、掘りにいこー!」
「「「おー」」」
小さめの声で会話する、4人の大人。
子供のように掛け声に合わせて腕を上げると、笑い合いながら林の奥に進んでいった。
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「休止する前に、タイムカプセルを埋めたいの!」
そう言い出したのは、えむだった。
オレも類も大学卒業を目前に控えていて、オレも、なんなら寧々も、事務所に声がかかるくらいには有名になった。
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第六十八回 お題:「静電気」「カレンダー」
帯電体質な司のある秘密が、類にバレてしまうお話。
類視点 両想い
その痛みは、 の証。「……ふむ、それだとここの部分、ちょっと不自然にならないかい?」
「ああ、確かに。では……この部分。ここの寧々の登場タイミングを少し遅らせて……」
「なるほど。それだとこっちのバランスが取れなくなるけれど、こっちの方のセリフをもう少し伸ばせば……」
ある日のお昼休み。
ご飯を食べ終わった僕達は、次の公演に向けての話し合いをしていた。
今やっている公演は冬と雪をメインに据えた話だったため、もうじき春がくる今では時期はずれになってしまう。
そこで、そろそろその公演を終演とし、新しいショーを作ろうという話になったのだ。
脚本は既に司くんが形にしてくれたのを皆で確認したので、今は脚本と演出の摺り合せをしている。
今日明日で完成させて練習や機材の準備に入れば、今のショーの後にツカサリオンを少々やるだけで次に行けそうだ。
4946「ああ、確かに。では……この部分。ここの寧々の登場タイミングを少し遅らせて……」
「なるほど。それだとこっちのバランスが取れなくなるけれど、こっちの方のセリフをもう少し伸ばせば……」
ある日のお昼休み。
ご飯を食べ終わった僕達は、次の公演に向けての話し合いをしていた。
今やっている公演は冬と雪をメインに据えた話だったため、もうじき春がくる今では時期はずれになってしまう。
そこで、そろそろその公演を終演とし、新しいショーを作ろうという話になったのだ。
脚本は既に司くんが形にしてくれたのを皆で確認したので、今は脚本と演出の摺り合せをしている。
今日明日で完成させて練習や機材の準備に入れば、今のショーの後にツカサリオンを少々やるだけで次に行けそうだ。
YoMi6597
DONE2/26のワンドロ大遅刻すみません。演目→「別れ」「たいへんよくできました」
🎈が片想いしている事に気付いてるけど見守るしか出来ない🤖視点です。
相変わらず🌟愛され風味有。
背中を押してあげたいけどどうすれば。
ラブ要素は薄いかもしれません。
少しでも皆さんが楽しんで頂ければ嬉しいです。 7450
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第六十七回 お題:「別れ」「たいへんよくできました」
いつになく忙しい日々を送った司を、類が労わるお話。
司視点 ?想い
果たして、オレに 資格はあるのか。「それじゃあ、お疲れ様!2人共、ゆっくり身体を休めてくれ!」
「うん!司くんも類くんも、お疲れ様!」
「お疲れ様。ああ、類。今日えむと寄り道するから」
「ああ、わかったよ。2人共お疲れ様。」
2人を見送り、控え室に入る。
着替えもせずにベンチに座ると、思わずため息が漏れてしまった。
「……司くんも、お疲れ様。大丈夫かい?」
「大丈夫だ。……と、言いたいとこだが。流石にオレも疲れたな」
苦笑しながら言うオレに、類は心配そうにスポーツドリンクを手渡してくれて。
類の視線を感じながら、オレはそれをゆっくりと飲みつつ今日の反省点を頭の中で纏めていた。
-----------------------------
今回新たにやるショーは、オレとえむがメインとなる物語。
4446「うん!司くんも類くんも、お疲れ様!」
「お疲れ様。ああ、類。今日えむと寄り道するから」
「ああ、わかったよ。2人共お疲れ様。」
2人を見送り、控え室に入る。
着替えもせずにベンチに座ると、思わずため息が漏れてしまった。
「……司くんも、お疲れ様。大丈夫かい?」
「大丈夫だ。……と、言いたいとこだが。流石にオレも疲れたな」
苦笑しながら言うオレに、類は心配そうにスポーツドリンクを手渡してくれて。
類の視線を感じながら、オレはそれをゆっくりと飲みつつ今日の反省点を頭の中で纏めていた。
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今回新たにやるショーは、オレとえむがメインとなる物語。
YoMi6597
DONE2/19ワンドロですがスーパー大遅刻しました😭演目→【買い物】【ギャップ】
大学1年🎈🌟同居してます。
🌟は🎈にずっと片想いしていて隠してる。関係を壊したくないから隠し続けようとする気持ちと諦められず仄かに期待してしまう気持ちで悩んでます。 9044
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第六十六回 お題:「ギャップ」「買い物」
ギャップ萌えで類にもっと好きになってもらいたい司のお話。
司視点 両想い
いつだって、貴方にメロメロ。「2年の神代くん?って、ミステリアスで格好良いよねー!」
そう聞こえた声に、オレは思わず足を止めた。
物理の先生から頼まれたクラスのノートの提出を終わらせた、帰り道。
声が聞こえてきたのは、普段オレは通らない、3年生のクラスだった。
「なんかよく先生から怒られてるみたしだし、不良じゃないの?メッシュもかけているし」
「いやいや!そういうとこが格好良いんじゃん!あんなイケメンでミステリアスで、でも不良とかギャップ萌えがすぎるでしょ!」
「あんたそういうとこあるよね……」
あまり長く立ち止まっているとバレてしまうだろうし、ここまでだなとクラスを離れる。
それにしても、流石は類だ。上の学年からもモテモテだとは!
確かこの前のバレンタインでは、1年からもチョコを貰っていたとも言っていたし。
3971そう聞こえた声に、オレは思わず足を止めた。
物理の先生から頼まれたクラスのノートの提出を終わらせた、帰り道。
声が聞こえてきたのは、普段オレは通らない、3年生のクラスだった。
「なんかよく先生から怒られてるみたしだし、不良じゃないの?メッシュもかけているし」
「いやいや!そういうとこが格好良いんじゃん!あんなイケメンでミステリアスで、でも不良とかギャップ萌えがすぎるでしょ!」
「あんたそういうとこあるよね……」
あまり長く立ち止まっているとバレてしまうだろうし、ここまでだなとクラスを離れる。
それにしても、流石は類だ。上の学年からもモテモテだとは!
確かこの前のバレンタインでは、1年からもチョコを貰っていたとも言っていたし。
YoMi6597
DONE2/12ワンドロお題お借りしました。演目【🍫】
ショタ🎈🌟です。
以前支部投稿しましたLittleSTARのバレンタインスピンオフです。
これだけでも読めると思います。
R15程度。
🦄家ご両親捏造で登場します。
大人の読者様は支部に完全版を載せてますので宜しければ見てみて下さいませ。 8410
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第六十五回 お題:「チョコ」「昔のお話」
類にチョコを渡すことにした司。しかし、類は昔のある体験にトラウマがあるようで。
司視点 片思い
トラウマすら乗り越える、それの名は。いつもよりも寝るのが遅くなってしまい、目がしょぼしょぼする。
目を覚ますためにゴシゴシと擦り、頬を叩いて気合をいれる。
類に、オレの思いを、渡すんだ……!
-------------------------------------
2月14日。バレンタインデー。
女の子が、男の子に愛を伝える日。
なのだが。
今、オレの鞄の中には、綺麗にラッピングされた、チョコレートがある。
事の発端は、咲希が見せてくれた、雑誌のバレンタイン特集だった。
なんでも、女性が男性にチョコを送るのは日本独自らしく。
他の国では、男性から女性に花を送ることもある、と書かれていた。
それを教えながら、類へのチョコレートを作らないかと、提案してくれたんだ。
4835目を覚ますためにゴシゴシと擦り、頬を叩いて気合をいれる。
類に、オレの思いを、渡すんだ……!
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2月14日。バレンタインデー。
女の子が、男の子に愛を伝える日。
なのだが。
今、オレの鞄の中には、綺麗にラッピングされた、チョコレートがある。
事の発端は、咲希が見せてくれた、雑誌のバレンタイン特集だった。
なんでも、女性が男性にチョコを送るのは日本独自らしく。
他の国では、男性から女性に花を送ることもある、と書かれていた。
それを教えながら、類へのチョコレートを作らないかと、提案してくれたんだ。
Mi2c00000
DONEお察しの通り椎名林檎が好きですワンドロ お題:コーヒー「焔、何か飲むか?」
バーの1階、隅のカウンターに腰掛ける焔に声を掛ける。
「ん、あぁ、じゃあコーヒーで」
だろうなと思った。以前きみが飲んでいるのを見たから。
「お前がそういうこと言うなんて珍しいな」
「いいだろう、たまには。」
そういう気分のときだってある。以前寶に教わったように、ドリッパーにフィルターを広げて、挽いてあった豆を入れる。熱湯を少しずつ注ぐ。香りがふわっと2人きりの空間に広がった。
「砂糖は?」
「いらねえ」
「ミルクは?」
「うーん、いらねえ」
2人分のブラックコーヒーが入り、焔のすぐ隣ではなく、ひとつ席を開けた隣に座った。
澄んだ黒色のコーヒーは、覗き込む僕の顔さえ映す。特に会話もなく、ただコーヒーの匂いと2人がいるだけ。人間界に来てからというもの、紅茶を気に入っているため、コーヒーの香りはまだ慣れない。焔はよくコーヒーを飲んでいるが、この香りが好きなのだろうか。
1007バーの1階、隅のカウンターに腰掛ける焔に声を掛ける。
「ん、あぁ、じゃあコーヒーで」
だろうなと思った。以前きみが飲んでいるのを見たから。
「お前がそういうこと言うなんて珍しいな」
「いいだろう、たまには。」
そういう気分のときだってある。以前寶に教わったように、ドリッパーにフィルターを広げて、挽いてあった豆を入れる。熱湯を少しずつ注ぐ。香りがふわっと2人きりの空間に広がった。
「砂糖は?」
「いらねえ」
「ミルクは?」
「うーん、いらねえ」
2人分のブラックコーヒーが入り、焔のすぐ隣ではなく、ひとつ席を開けた隣に座った。
澄んだ黒色のコーヒーは、覗き込む僕の顔さえ映す。特に会話もなく、ただコーヒーの匂いと2人がいるだけ。人間界に来てからというもの、紅茶を気に入っているため、コーヒーの香りはまだ慣れない。焔はよくコーヒーを飲んでいるが、この香りが好きなのだろうか。
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第六十四回 お題:「自慢」「センサー」
咲希が家族にも内緒にしていたある特技を、類に打ち明けるお話。
咲希視点 ?想い
だってあなたは、じまんの。アタシは、誰にも信じて貰えないけれど、ちょっと変わった特技がある。
そして今日。その特技を持っていて、本当によかったと、心から思えた。
「すみません、類さん!お茶菓子を切らしていたからって、お兄ちゃん大慌てで出て行っちゃって……」
「いやいや、気にしてないよ。お気遣いなく」
不安げに差し出したお茶を受け取りながらにっこりと笑う類さん。
アタシはそれに安堵して、一緒に入れたお茶をテーブルに置いた。
「でも、ちょうどよかったです!アタシ、類さんとお話してみたかったので!」
「おや、そうなのかい?」
「はい!……あの、ちょっと信じられないような内容もあるんですが、大丈夫ですか?」
不安げに言うアタシに、類さんは首を傾げながらも頷いてくれた。
4039そして今日。その特技を持っていて、本当によかったと、心から思えた。
「すみません、類さん!お茶菓子を切らしていたからって、お兄ちゃん大慌てで出て行っちゃって……」
「いやいや、気にしてないよ。お気遣いなく」
不安げに差し出したお茶を受け取りながらにっこりと笑う類さん。
アタシはそれに安堵して、一緒に入れたお茶をテーブルに置いた。
「でも、ちょうどよかったです!アタシ、類さんとお話してみたかったので!」
「おや、そうなのかい?」
「はい!……あの、ちょっと信じられないような内容もあるんですが、大丈夫ですか?」
不安げに言うアタシに、類さんは首を傾げながらも頷いてくれた。
トラック
DOODLEポップン / スギレオスギレオは仕事の時だけプライベートスタジオに集まる派(個人誌参照)→https://www.pixiv.net/artworks/65966342
お題【双子キャラ、コンビキャラ】
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第六十三回 お題:「つぼみ」「知らん振り」
類は「司のことが好き」だと知った司が、知らん振りをする話。
司視点 ?想い
優先なんて、しなくていい背中には、フェンス。
左右には、細身だけど、しっかりと筋肉がついた、腕。
……そして、目の前には。
「……もう、逃げられないよ。司くん。」
真剣な顔でオレを見つめる、類。
……どうして。
どうして、こうなってしまったんだ……。
-----------------------------
それを知ったきっかけは、まだルカがセカイに現れてから、間もない頃。
ルカを探していた時だった。
ルカを探していた時に、よく昼寝をしている場所だと教えてもらった、草原。
そこには、セカイでは珍しく、生花。……しかも、大半が蕾の状態で。咲き誇っていた。
探し当てたルカと共に戻る時に、蕾である理由を、聞いたら。
「あそこの花は、強いオモイで咲くのよぉ」
6050左右には、細身だけど、しっかりと筋肉がついた、腕。
……そして、目の前には。
「……もう、逃げられないよ。司くん。」
真剣な顔でオレを見つめる、類。
……どうして。
どうして、こうなってしまったんだ……。
-----------------------------
それを知ったきっかけは、まだルカがセカイに現れてから、間もない頃。
ルカを探していた時だった。
ルカを探していた時に、よく昼寝をしている場所だと教えてもらった、草原。
そこには、セカイでは珍しく、生花。……しかも、大半が蕾の状態で。咲き誇っていた。
探し当てたルカと共に戻る時に、蕾である理由を、聞いたら。
「あそこの花は、強いオモイで咲くのよぉ」
桂(かつら)
DONE💎🔥臨時ワンドロお題:お前
制作時間:1.5h
肌露出気味なので何もないですがこちらに🙂
投稿遅くてごめんなさい😇
さらに何番煎じ的ネタだと思うのですが…
言う時は他にもいろいろありそうですけど😂
こういう時にたまにやられたら
ドキドキしちゃうかも…ですね
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第六十二回 お題:「挑戦」「雪だるま」
いつも尽くしてくれる類のために、ある挑戦をする司のお話。
司視点 両想い
いつだってその想いは、対等で。「いやあ、今日もいい練習だったねえ!」
「いや、オレを散々吹き飛ばしておいて何を言っているんだ……」
「おや、ご不満かい?想定通りに動きをしてくれたというのに……」
「いやあれが想定通りなのか!?」
ため息をつきながらも、服を脱ぐ手は止めない。
とは言っても、先ほど散々飛ばされていた身体だ。疲労で少し手が震え、上手く脱ぐことができない。
焦る必要はない、と、ゆっくりとではあるが手を動かしていく。
それが相まって、オレが漸く半分終わった頃には、類は着替え終わっていた。
「……おや?司くん、まだ着替えていたのかい?」
「っ、ああ。類は寧々を送るんだろう。先に帰るといい」
「そうかい。それじゃ、お疲れ様。また明日」
「お疲れ様」
8224「いや、オレを散々吹き飛ばしておいて何を言っているんだ……」
「おや、ご不満かい?想定通りに動きをしてくれたというのに……」
「いやあれが想定通りなのか!?」
ため息をつきながらも、服を脱ぐ手は止めない。
とは言っても、先ほど散々飛ばされていた身体だ。疲労で少し手が震え、上手く脱ぐことができない。
焦る必要はない、と、ゆっくりとではあるが手を動かしていく。
それが相まって、オレが漸く半分終わった頃には、類は着替え終わっていた。
「……おや?司くん、まだ着替えていたのかい?」
「っ、ああ。類は寧々を送るんだろう。先に帰るといい」
「そうかい。それじゃ、お疲れ様。また明日」
「お疲れ様」
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第六十一回 お題:「大人」「アメトリン」
「大人」になった類が、ある決心を打ち明けるお話。
※年齢変更アリ
類視点 両想い
その一歩を踏み出す時は、今。ガラガラと、スーツケースを引っ張りながら、早歩きで歩く。
(……確か、ここら辺のはず)
連絡されていた待ち合わせ場所の付近まできて、辺りを見渡す。
と、見覚えしかない愛しい金色が、此方に走ってくるのが見え、咄嗟に両手を広げた。
「っ、おかえり、類!」
「うん。ただいま!司くん!」
満面の笑みで抱きついてきた彼を、僕は受け止めて同じように抱きしめ返した。
--------------------------
「相変わらず司くんの家は綺麗だね」
「忙しくはあるが、やはり目に見えている範囲が汚いとモチベーションが下がってしまうからな。というか、類は早く家を見つけろ?」
「はあい」
合流した後、存分に抱きしめあった後、僕は司くんの家でディナーを堪能していた。
3371(……確か、ここら辺のはず)
連絡されていた待ち合わせ場所の付近まできて、辺りを見渡す。
と、見覚えしかない愛しい金色が、此方に走ってくるのが見え、咄嗟に両手を広げた。
「っ、おかえり、類!」
「うん。ただいま!司くん!」
満面の笑みで抱きついてきた彼を、僕は受け止めて同じように抱きしめ返した。
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「相変わらず司くんの家は綺麗だね」
「忙しくはあるが、やはり目に見えている範囲が汚いとモチベーションが下がってしまうからな。というか、類は早く家を見つけろ?」
「はあい」
合流した後、存分に抱きしめあった後、僕は司くんの家でディナーを堪能していた。
シン/今年もプロメア見れる嬉しい
TRAINING #GlLo_1draw1write_延長決戦ワンドロお題【痩せ我慢作戦だ】
「君、もっとニコニコできないのか?」
「うるせえ!にやけ顔を写真に残せるかってんでえ!」
リオの表情が緩むとガロの顔が渋くなる法則。
YoMi6597
DONE2022/1/8ワンドロに参加させて頂いたもの
演目→写真、我慢
付き合っているルツ。
ツが大好きで面倒くさいルを結局ツが甘やかしてあげる話。
年下ピアノ組は良き理解者。アは理解しているが関わりたくないと思っています。
画像の方が誤字脱字が酷かった為、修正致しました。 7512
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第六十回 お題:「写真」「我慢」
同棲している司が、次第に「あること」が我慢できなくなるお話。
※年齢変更アリ
司視点 両想い
それは重くて、愛しい罪。流し見していたテレビは、21時前の短いニュース番組に切り替わった。
ちらりと横目でキッチンを見やる。
きっと、作ったシチューはもう冷めてしまっているだろう。
お気に入りのペガサスのクッションを抱きしめながら、深くため息をついた。
----------------------------
将来、オレ達は何になりたいのか。
互いに目指すものはあったけれど、じゃあそのために高校卒業後、何をするか。
それを考えた結果。
オレは演技を中心に学べる専門学校、類は演出の幅を広げる為に機械工学の専門学校に進んだ。
カリキュラムを見て、その上で行きたいと決めた専門だった。
問題があるとしたら、実家からの距離がかなりあるという点だろうか。
4247ちらりと横目でキッチンを見やる。
きっと、作ったシチューはもう冷めてしまっているだろう。
お気に入りのペガサスのクッションを抱きしめながら、深くため息をついた。
----------------------------
将来、オレ達は何になりたいのか。
互いに目指すものはあったけれど、じゃあそのために高校卒業後、何をするか。
それを考えた結果。
オレは演技を中心に学べる専門学校、類は演出の幅を広げる為に機械工学の専門学校に進んだ。
カリキュラムを見て、その上で行きたいと決めた専門だった。
問題があるとしたら、実家からの距離がかなりあるという点だろうか。
シン/今年もプロメア見れる嬉しい
TRAINING #GlLo_1draw1write_決戦ワンドロお題【覚醒/Happy day/小洒落た○○】
はいはい、グダグダしといてくださーい!というやつです…。
シン/今年もプロメア見れる嬉しい
TRAINING #GlLo_1draw1write_延長決戦ワンドロお題【荒れた唇】
リハビリのつもりで描き始めたら色数増えて複雑になってました。唇の表現伝わるかなあ。
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第五十九回 お題:「初心」「再演」
初心に帰るために行った再演で、余計なことまで思い返されるお話。
司視点 両想い
それを消しされるのは、いつだって。僕はもう、ここにはこない
それと
君は、スターになんてなれない
「----っ!!」
ひゅ、と鳴る自身の呼吸音と共に、一気に意識が浮上する。
ゆっくり横を向くと、オレのすぐ隣で、夢にも出てきた紫色が、すやすやと寝息をたてている。
起こさないようにそっと抜け出し、ベランダに出てみる。
寒さに身震いしながら空を眺めると、日の入りはまだまだ先と思わせるような薄暗さが目の前に広がった。
----------------------
それは、類の一言から始まった。
「初心に返って、ツカサリオンのリバイバルショーをしてみないかい?」
曰く。
新しいショーの合間には、今までは過去のショーの再演を行っていた。
しかし、ネネロボが自立稼働するようになってからは、寧々の変わりにネネロボを動かしていた公演。
4506それと
君は、スターになんてなれない
「----っ!!」
ひゅ、と鳴る自身の呼吸音と共に、一気に意識が浮上する。
ゆっくり横を向くと、オレのすぐ隣で、夢にも出てきた紫色が、すやすやと寝息をたてている。
起こさないようにそっと抜け出し、ベランダに出てみる。
寒さに身震いしながら空を眺めると、日の入りはまだまだ先と思わせるような薄暗さが目の前に広がった。
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それは、類の一言から始まった。
「初心に返って、ツカサリオンのリバイバルショーをしてみないかい?」
曰く。
新しいショーの合間には、今までは過去のショーの再演を行っていた。
しかし、ネネロボが自立稼働するようになってからは、寧々の変わりにネネロボを動かしていた公演。