hisoku
DOODLE作る料理がだいたい煮物系の尾形と作る料理がだいたい焼くか炒めるか揚げる系な杉元の話の続きで、杉の部屋で海鮮祭りをする話なかなかすけべな展開にはならないですが、その分、爆発したら凄そうな気もします
かがなべて 3 少し前に、二車線の道路の向こう側の歩道を雨の中、透明のビニール傘を差して早足で行く仕事中の尾形の姿を見掛けた。スマートフォンを耳に当て話をしながら歩いていて頻りに頷き、先にある信号の点滅を見て歩速を上げるところまで見て、そこで見つめるのを止めた。尾形はよくある色のスーツを着て歩いていて、自分でもよく気付いたと驚いた。
ってことがあってさ。
悪いが全く覚えがない。
いやぁあれはお前の方からは無理だと思う。逆だったら俺も気付かないと思う。
台所の中からリビングにいる尾形に向かって話し掛けながら手を動かし、苦笑して首を横に振る。今日は俺の部屋で食事会で四月の初回から結局五週空いた。約束どおり海鮮祭りを開催するべく、午前中に買い出しを済ませて、掃除機もかけた。
6120ってことがあってさ。
悪いが全く覚えがない。
いやぁあれはお前の方からは無理だと思う。逆だったら俺も気付かないと思う。
台所の中からリビングにいる尾形に向かって話し掛けながら手を動かし、苦笑して首を横に振る。今日は俺の部屋で食事会で四月の初回から結局五週空いた。約束どおり海鮮祭りを開催するべく、午前中に買い出しを済ませて、掃除機もかけた。
winculum_dog
MEMOアサマリ 現パロ3
パスは本垢プロフに
勝手にシリーズ化決定!
前回までのあらすじ
マーリンが最近、少し冷たい気がする。悩むアーサーにメリオダスが魔界ランドのチケットを手渡す。
二人で遊園地デートをすることになったアーサーとマーリン。 5299
ポイピクミッシェルさん
DONE月イチ企画の第五弾です。ひたすらオガさんが悪態をついてます🤭
2023年5月 路地の先 杉元とは少し早めの仕事上がりに何気なく立ち寄った居酒屋のカウンターでばったり会った。
「何、尾形一人なの?」
やけにへらへらしたその様子は、多分ここが一軒目ではないのだろう。よいしょ、と言いながら俺の許可を得ぬまま杉元は隣の椅子に座った。
「ああ、一人だ」
淡々と返事をする。杉元のことは嫌いじゃないが酔っぱらいは好きじゃない。杉元と酔っぱらいを秤にかけた結果俺は、コイツは酔っぱらい側だと判断し、今日の所は塩対応でやり過ごそうと決めた。
「じゃあさ、一緒に飲もうよ、ね?」
アルコールでうっすら赤くなった頬と潤んだ目で、杉元は俺の顔を覗き込んできた。俺はああ、俺の嫌いな杉元だと思った。杉元は俺が断れないことを知っていて、なのに俺の顔色を窺うような上目遣いで懇願してきた。酔っぱらいは面倒くさい、それがたとえ杉元であってもだ。それなのに。ちくしょう。
2522「何、尾形一人なの?」
やけにへらへらしたその様子は、多分ここが一軒目ではないのだろう。よいしょ、と言いながら俺の許可を得ぬまま杉元は隣の椅子に座った。
「ああ、一人だ」
淡々と返事をする。杉元のことは嫌いじゃないが酔っぱらいは好きじゃない。杉元と酔っぱらいを秤にかけた結果俺は、コイツは酔っぱらい側だと判断し、今日の所は塩対応でやり過ごそうと決めた。
「じゃあさ、一緒に飲もうよ、ね?」
アルコールでうっすら赤くなった頬と潤んだ目で、杉元は俺の顔を覗き込んできた。俺はああ、俺の嫌いな杉元だと思った。杉元は俺が断れないことを知っていて、なのに俺の顔色を窺うような上目遣いで懇願してきた。酔っぱらいは面倒くさい、それがたとえ杉元であってもだ。それなのに。ちくしょう。
SShumika
PROGRESS現パロ🌱🏛♀と⚖️🍄♀のえっちの導入なんですコレ、長すぎん?となったので一旦進捗あげ!貼るの忘れてた続き(https://poipiku.com/1369469/8937338.html) 8616
winculum_dog
MEMOアサマリ 現パロ2
パスは本垢プロフに
前回までのあらすじ
アーサーとマーリンは二人でお泊まり出張に。社長メリオダスのおふざけで一つの部屋にお泊まりしたのだが。
キャスト
社長メリオダス
専務バン
人事キング
経理エスカノール
庶務ディアンヌ
一般事務エリザベス
受付エレイン
営業ゴウセル
営業マーリン
新人営業アーサー 4758
ヨルノ
DONE現パロ リーマン土銀※あんまハッピーじゃない。
※土方が銀時以外の人と婚約しています。
きいろいプロポーズ おめでとう、は言ってやったんだからもう十分だろ。
あいつも気まずいだろうし、これ以上は勘弁してくれ!!
……などという心の叫びは、俺達が付き合っていた事なんて微塵も知らない同僚達が察する訳もなく。
土方の婚約を祝うという名目の飲み会は、うまいこと抜け出せなかった俺を道連れに二次会にまで突入し、日付が変わる手前でやっとお開きとなった。
馬鹿みたいに飲んだ。
呑まれなきゃやってられませんってこんなん。
ぐでんぐでんになった俺は土方に支えられつつタクシー乗り場まで向かう。
だからなんでここでも土方?同僚曰く、土方は酔っ払った坂田係らしい。
確かにそうだったけど。飲み会終わりにしれっと介抱して送る感じで、俺のアパートまで一緒に帰って、朝までしっぽりしたこともあったけど。
1689あいつも気まずいだろうし、これ以上は勘弁してくれ!!
……などという心の叫びは、俺達が付き合っていた事なんて微塵も知らない同僚達が察する訳もなく。
土方の婚約を祝うという名目の飲み会は、うまいこと抜け出せなかった俺を道連れに二次会にまで突入し、日付が変わる手前でやっとお開きとなった。
馬鹿みたいに飲んだ。
呑まれなきゃやってられませんってこんなん。
ぐでんぐでんになった俺は土方に支えられつつタクシー乗り場まで向かう。
だからなんでここでも土方?同僚曰く、土方は酔っ払った坂田係らしい。
確かにそうだったけど。飲み会終わりにしれっと介抱して送る感じで、俺のアパートまで一緒に帰って、朝までしっぽりしたこともあったけど。
tono_bd
DOODLEスノホワが経営する保育園に顔を出しに来たフィガロ(双子の養子)が、五歳児のファウストに懐かれる話。フォル学のフィガファウがどこでいつどうして知り合いあんな関係になったのかを案が得ていたら保育園まで遡りました。
決してやましい描写はありませんが、フィガファウです。
園児ファウストとの邂逅(後にフォル学になる) 園庭では二十名程の園児が高い声を上げて走り回ったり、転げながら砂場遊びをしている。このような平和な光景はここ数年見ていないため表から入るには憚られて、裏口を見つけると素早くダイヤル錠を開けて敷地内に入りこんだ。近所の人に見られたら通報されるかな、と思いつつもそのようなヘマをしない自信がフィガロにはある。笑顔で挨拶をすれば大抵の人は勝手に関係者認定してくれるものだ。
そして建物の端にある園長室と書かれたやたらと重厚感のある扉をノックした。すると来るのが初めから分かっていたみたいな顔をした育ての親が二人並んで出迎えてくれる。
「なんじゃ今頃になって現れて。開業祝いの花なら要らないからね、やっと処分した所なんだから」
5371そして建物の端にある園長室と書かれたやたらと重厚感のある扉をノックした。すると来るのが初めから分かっていたみたいな顔をした育ての親が二人並んで出迎えてくれる。
「なんじゃ今頃になって現れて。開業祝いの花なら要らないからね、やっと処分した所なんだから」
hisoku
DOODLE前世記憶あり、尾語り十五歳差の年齢操作あり
支部にも投稿した「アンサー」の
八年振りに会った二人の話の
続きのようなものです
引き続きすけべをしているので
パスワード限定です
成人(高校生不可)以上の方ですか? 5520
hisoku
DOODLE前世記憶あり鶴が経営するキャバレーで黒服として働く尾とパフォーマー杉の話で八歳差の年齢操作あり、尾語りの続きです成人の方で(高校生不可)
同軸リバ杉尾杉が大丈夫な方ですか? 4110
hisoku
DOODLE四年くらい前に書いた杉と尾の同軸リバで長い話だったのでいくつかに分けてぽいぴくしようと思います前世記憶あり鶴が経営するキャバレーで黒服として働く尾とパフォーマー杉の話で八歳差の年齢操作あり、尾語り
成人の方で(高校生不可)
同軸リバ杉尾杉が大丈夫な方ですか? 7140
ようのすけ🔥&🐈⬛垢用
MAIKING初書きsgo↓読む人を選ぶので自衛お願いします↓
現パロ DK 杉視点 記憶有無混在 尾♀(先天性?)
完全に自分の趣味なので壁打ちです
宇佐美の株が爆上がりなうなので、宇佐尾も絡んでる
続いたら支部にまとめる予定 2208
ぼた餅
MOURNINGいざとなったら鼻噛まれたりしてなかなかコトに及ばせて貰えない🎋もいてて欲しい。(「あの〜、ヘイスケさん?そろろ…」的な)結局昨日息絶えていたので朝から子に隠れてザカザカ描いた供養の竹くく
⚠️現パロ
yonamekook
REHABILIお着換え現パロブレイク。レイくん&レイちゃん共に肋骨パーカー着てくれ~~~!と言う絵。
レイちゃんは密かに鎖カッコいい(着てみたい)なぁ…と言う表情。
レイくんは鎖はかっこいいけどどこかにぶつかった時普通に金属が痛いから布の方が良いな…と後から気付きを得る。
TorrraTorrra5
DONE現パロ ヴァシ尾 谷○千に暮らすシリーズ。ちょっと不穏(ホラーもどき、浮気疑惑、愛情表現がちょっと気持ち悪いヴァがいます…大丈夫なんだろうか、これ?)
あの人がヴァシ尾に巻き込まれる気の毒展開。
ヴァシ尾はちゃんとハピエンなのでご安心ください。
白くんはお巡りさん(原作の軍服白くんにトキメいたからです) 10288
inmfog
MAIKING動植物の調査・保護を行うゼルダと現地ガイドリンクの話。最後の1人になる寂しさとか、人が何かを選択する時の心の計れなさ、言葉の不確かさみたいなものを書きたくて……続編前に自分の性癖だけを追求して書いてたんですが、楽しいところに辿り着く前に続編発売がきてしまいこのまま放置しそうなので一旦供養。全体の3分の1くらいのとこで止まってます……
失われるものたちへ八月の終わりにその地域に向かったのは、そこでしか観察されないという動植物の調査のためだ。やや緯度の高いその国は、短い夏を終えようとしているところだった。空港に降り立つと、乾いた風で景色が白っぽく煙って見える。
ここから電車で40分かけて市内に移動し、さらにバスで4時間半走ったところが、今日の目的地だ。長時間のフライトを終えた身体は、筋肉が凝り固まって多少の疲労を感じている。しかし、観光に来たわけではないのでゆっくりする時間はなかった。目的地に向かうバスは1日おきにこの街と目的地を往復している。乗車を予定している便を逃すと面倒だから、急がなければならない。それでも足取りが重くならないどころか、浮足立ってすらいるのは、今回の調査を心待ちにしていたからだ。
6321ここから電車で40分かけて市内に移動し、さらにバスで4時間半走ったところが、今日の目的地だ。長時間のフライトを終えた身体は、筋肉が凝り固まって多少の疲労を感じている。しかし、観光に来たわけではないのでゆっくりする時間はなかった。目的地に向かうバスは1日おきにこの街と目的地を往復している。乗車を予定している便を逃すと面倒だから、急がなければならない。それでも足取りが重くならないどころか、浮足立ってすらいるのは、今回の調査を心待ちにしていたからだ。
parvus_yuu
TRAINING現パロで、モブ女に逆ナンされたウォロと、そこに遭遇したシマボシさんの話。前にも同じネタを書いたけど、今回はシマボシさん黙ってません。
結局、甘々ないつものイチャコラウォロシマです。
嫉妬──また、ナンパされているのか…。
シマボシは、見慣れた光景にふぅとため息をついた。
「もうすぐ彼女が来ますので、お引取りください」
「えー」
時刻は平日18時の帰宅ラッシュ。人がごった返すターミナル駅の改札付近にある広場。
広場内に何本かそびえ立つ柱の周囲を、待ち合わせをする人々がくるりと取り囲んでいる。
その中でも一際飛び抜けた身長と顔立ちの良いウォロは、知らない女性からの誘いを断っていた。
──知り合いなら会話を中断したら悪いと思って迂回したが、こんな事なら正面から切り込むべきだったな…。
シマボシは彼の斜め後ろ側から近づいていたので、ウォロは彼女の存在にまだ気がついていない。
シマボシはウォロの彼女なので堂々と正面から名乗りを上げて良いのだが、ごった返す人の波で近づくタイミングを掴めず、2人の後ろで立ち止まっている。
2474シマボシは、見慣れた光景にふぅとため息をついた。
「もうすぐ彼女が来ますので、お引取りください」
「えー」
時刻は平日18時の帰宅ラッシュ。人がごった返すターミナル駅の改札付近にある広場。
広場内に何本かそびえ立つ柱の周囲を、待ち合わせをする人々がくるりと取り囲んでいる。
その中でも一際飛び抜けた身長と顔立ちの良いウォロは、知らない女性からの誘いを断っていた。
──知り合いなら会話を中断したら悪いと思って迂回したが、こんな事なら正面から切り込むべきだったな…。
シマボシは彼の斜め後ろ側から近づいていたので、ウォロは彼女の存在にまだ気がついていない。
シマボシはウォロの彼女なので堂々と正面から名乗りを上げて良いのだが、ごった返す人の波で近づくタイミングを掴めず、2人の後ろで立ち止まっている。
ぼた餅
MOURNING尾浜勘右衛門の日ということですが、多分何もできないので過去の練習などをここに埋めます。爽やかで優しくてキレものの君も好きだけど、CDで悪ノリしまくってた君も大好きさ。
⚠️鉢尾 現パロ 6
tono_bd
DOODLEブラネロのネとフィガファウのファが居酒屋で飲んでいる所に呼ばれたブとフィの話。※東保護者組が泥酔気味。※ブ視点で進行します。
(ブラネロ書いたの初めてなので違和感あったらすみません💦)
正体をなくした彼ら 最近仕事後の一服が癖になっているなと考えながら、ブラッドリーは携帯端末を取り出した。入っていた一件の通知を開くと旧友であり恋人である男からのメッセージが表示される。『仕事片付いたら来いよ』という素っ気ないながらも誘いの言葉に、地図のリンクが付いていた。屋外喫煙所には他に誰も居なかったので、自然と口角が上がるのを抑える事はしない。本音を言えば飯屋を営んでいる恋人の手料理が食べたかったのだが、文句を言えば返ってくるのは拳だ。ブラッドリーは殆どの事象を腕っ節で解決出来る男だが、ネロの拳だけは甘んじて受けようと決めている。彼が手を出す時に悪いのは自分の方だという事をよく分かっているからだ。
会うのは何日振りだろうか。一週間前に客として店に食べに行ったのが最後だったと思う。なので恋人の顔で会うのは半月振りになるのかもしれない。
4838会うのは何日振りだろうか。一週間前に客として店に食べに行ったのが最後だったと思う。なので恋人の顔で会うのは半月振りになるのかもしれない。
kuronon_wv
DOODLEツイで喋った葬台萌えツイ「黒い片翼のヴァくんが闇オークションにかけられてソーギヤくんに助けられる話」の導入部分。このあとえろくなったりお兄ちゃんが襲ってきたり話になる…かも!
黒い天使のみつけかた「なんや、片翼やんけ」
輝くステージ上で震える"それ"を見て、ウルフウッドはぽつりとつぶやいた。傍らの豪奢な椅子にどっかりと座っていた男が喉を鳴らして笑う。
「欠陥品でも、『有翼種』は高く売れる。むしろここまで五体満足なのは希少なもんだ」
そんなもんか──男の下卑た言葉を聞きながら、ウルフウッドは周囲を見やった。己の仕事であるところの"用心棒"らしく警戒するように、あるいはなんの興味もないかのように。
とあるホテルの、華やかなシャンデリアが下りるホールには、傍らの男──ウルフウッドの雇い主のような金持ちがひしめきあっていた。誰もがスーツやドレスを着こなし、屈強そうなボディガードを連れていた。誰もが例外なく権力や金を持て余し、同時に人でなしなのだった。ここはそんな彼らの欲求を叶える、いわゆる裏オークション会場だ。非合法かつ表の世界には知られることのない商品が、ここでは平然と売り買いされる。
3897輝くステージ上で震える"それ"を見て、ウルフウッドはぽつりとつぶやいた。傍らの豪奢な椅子にどっかりと座っていた男が喉を鳴らして笑う。
「欠陥品でも、『有翼種』は高く売れる。むしろここまで五体満足なのは希少なもんだ」
そんなもんか──男の下卑た言葉を聞きながら、ウルフウッドは周囲を見やった。己の仕事であるところの"用心棒"らしく警戒するように、あるいはなんの興味もないかのように。
とあるホテルの、華やかなシャンデリアが下りるホールには、傍らの男──ウルフウッドの雇い主のような金持ちがひしめきあっていた。誰もがスーツやドレスを着こなし、屈強そうなボディガードを連れていた。誰もが例外なく権力や金を持て余し、同時に人でなしなのだった。ここはそんな彼らの欲求を叶える、いわゆる裏オークション会場だ。非合法かつ表の世界には知られることのない商品が、ここでは平然と売り買いされる。
おそまめん
INFO🍌さん(@bananafarm8)に描いてもらった拙宅の勇尾です🥰❤️パスワードは18↑?(yes/no)
拙著はこちら(pixiv)↓
1話▶︎ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19646339
2話▶︎ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19658934
縦読みはTwitterの固定ツイ 2
hisoku
DOODLE作る料理がだいたい煮物系の尾形と作る料理がだいたい焼くか炒めるか揚げる系な杉元の話の「持ち寄り」の続きです尾語り
持ち寄り(続き) ぼんやり一缶を飲み切って、さて、どうしようかね、と考える。夜の部屋の中に誰かがいる気配があるのはいつ振りだろう。社会人になってからは初めてかもしれない。置きっぱなしになっていた腕時計を手に取り、九時十分過ぎか、と小さく声に出して針を読み、見るとなく台所の天井を見上げる。目を閉じて集中しても杉元の寝息は聴こえてこなくて、静かなものだ。ここからだと姿も見えない。二十二時までは寝かせてやるとして、どうしようか。寝ているとはいえ客人がいるのに、シャワーを浴びに行くのも変か。
さてさて、と呟いて目を開くと立ち上がり、冷蔵庫のドアに手を掛け、開けて何があるか確認をする。足りそうだ。立ち上がって振り返り、タッパーに入れて冷ましていた今日作った料理を見つめる。豚肉と刻み昆布の大蒜しょうゆ煮、ほうれん草の胡麻和え、切り干し大根、人参と油揚げを入れたひじきの煮物、蓮根のきんぴら、人参と牛蒡と豚肉のきんぴら、茄子の煮浸し、水菜と油揚げの煮物。味噌味がなかったよな、確認して蓋をして積み上げて寄せると、起きたら起きたでいいか、と食材を冷蔵庫から取り出して調理を始めた。
2570さてさて、と呟いて目を開くと立ち上がり、冷蔵庫のドアに手を掛け、開けて何があるか確認をする。足りそうだ。立ち上がって振り返り、タッパーに入れて冷ましていた今日作った料理を見つめる。豚肉と刻み昆布の大蒜しょうゆ煮、ほうれん草の胡麻和え、切り干し大根、人参と油揚げを入れたひじきの煮物、蓮根のきんぴら、人参と牛蒡と豚肉のきんぴら、茄子の煮浸し、水菜と油揚げの煮物。味噌味がなかったよな、確認して蓋をして積み上げて寄せると、起きたら起きたでいいか、と食材を冷蔵庫から取り出して調理を始めた。
hisoku
DOODLE作る料理がだいたい煮物系の尾形と作る料理がだいたい焼くか炒めるか揚げる系な杉元の話の続きです尾形語り、尾形の部屋で二人が飲み会をする話です
ちょっとはsgoに近付いた気がします
持ち寄り 四月は何かと不調になりやすい。新年度が始まって、新入社員を迎え新たに人間関係の構築が始まってそれなりに気疲れもするし、連休前ともなるとそれまで張り詰めていた気概も薄れ崩れてくる。あともう少しで休みだと思うと同時に切りよく仕事を納めておかねばという焦燥感も出てくる。心が縒れて、頑張るのが少し虚しくもなるのだろう。それでいて気温も乱高下するし、自分は五月病よりも四月病に罹りやすいと思う。
こんな時はあれだ。料理をするに限る。台所に立って頭の中を空っぽにしたい。
そう思って食材の買い出しに行った土曜の昼前にアバートの共用階段で杉元に会った。よう、と声を掛けると階段を降りようとしていた足を止め、あ、尾形、会えて良かった、と云って笑うので、何だ、どした、と訊いてやる。いや、ちょうど今、お前ん家行ってたんだけど出てこなかったから寝てんのかなと思って帰ってきたところだった、朝から買い物に行っていたのか、と云われて頷くと、ん、と両手に持っていたビニール袋を一つ持ってくれながら並んで降りたばかりの階段を上がり出す。
6340こんな時はあれだ。料理をするに限る。台所に立って頭の中を空っぽにしたい。
そう思って食材の買い出しに行った土曜の昼前にアバートの共用階段で杉元に会った。よう、と声を掛けると階段を降りようとしていた足を止め、あ、尾形、会えて良かった、と云って笑うので、何だ、どした、と訊いてやる。いや、ちょうど今、お前ん家行ってたんだけど出てこなかったから寝てんのかなと思って帰ってきたところだった、朝から買い物に行っていたのか、と云われて頷くと、ん、と両手に持っていたビニール袋を一つ持ってくれながら並んで降りたばかりの階段を上がり出す。
ポイピクミッシェルさん
DONE月イチ企画第四弾です今回はお互い名前も知らないふたりがなーんにもしてないお話です🤭
2023年4月 二回目からは…「ねえ、本当にするの?」
「駄目なのか」
「いや、駄目じゃないけど」
「じゃあ、どうして」
「だって俺たちお互いの名前も知らないし…」
「じゃあ自己紹介でもするか」
「いや、いいよ。それは今やっちゃ駄目なやつ」
「じゃあいつならいいんだ」
「うーん、もっと後かな…今はまだ駄目」
「変な奴だな」
「変じゃないよ、ピュアなだけだよ」
「自分で言うかよ」
「だって本当だもん。こういうことは段階を踏んで、ね」
「段階も何も、ついさっき自称ピュアにキスされた身としては何とも言えねぇな」
「あれは…なんというか…勢いというか…」
「勢いでキスできるならまたすりゃいいだろうが」
「違うんだって。そうじゃなくて…」
「軽いのか重いのか分からん奴だな」
1051「駄目なのか」
「いや、駄目じゃないけど」
「じゃあ、どうして」
「だって俺たちお互いの名前も知らないし…」
「じゃあ自己紹介でもするか」
「いや、いいよ。それは今やっちゃ駄目なやつ」
「じゃあいつならいいんだ」
「うーん、もっと後かな…今はまだ駄目」
「変な奴だな」
「変じゃないよ、ピュアなだけだよ」
「自分で言うかよ」
「だって本当だもん。こういうことは段階を踏んで、ね」
「段階も何も、ついさっき自称ピュアにキスされた身としては何とも言えねぇな」
「あれは…なんというか…勢いというか…」
「勢いでキスできるならまたすりゃいいだろうが」
「違うんだって。そうじゃなくて…」
「軽いのか重いのか分からん奴だな」
2203bou
DONE尾杉のお話です。現パロ、尾形は製薬会社の完全無欠のエース営業、杉元は博士課程に進みました。院生でジムのインストラクターを兼ねる苦学生です。お付き合いしていて、お互いの忙しい合間を縫うような感じで逢っています。金曜日の夜から日曜日にかけて、ふたりきりの時間を持つルーティンができたとか、できないとか……? 4hisoku
DOODLEおーるすたーを履くsgoの話色のない寫眞のふたりです
杉語り
拙い過去作ですが良ければ
晴れたみ空に靴が鳴る 昼前になってしまったが、そろそろシーツを洗おうとベッドマットから剥がして、ふとちいさな擦れたような血痕がついているのに気が付いた。俺じゃない。自分の身体を見下ろしてそう思う。だとしたらもう尾形しかいない。位置からして足か。
首を傾げながら昨日の尾形を思い出してみる。思い出す。それで真っ先に思い出されたのは昨日のセックスが無茶苦茶好かったということだ。気持ち好かった。いやいやと頭を振りながらも正常位ではしがみついてきて、寝バックに変えると必死で手を繋ごうとしてきたり、俺が好きだと言う度に締め付けてきたし、最後はつれていってくれ、と切なげに云われて、身体もいとおしさも一気に爆ぜた。ゴムをつけていても尾形の中に注いでいることを感じて恍惚とした。思わず自分のちんぽを注視する。もう何度目か解らないくらい重ねてきたセックスだったが、昨日のが今までで一番好かったと思う。重ねる度にそう思う。早くも次にするセックスが待ち遠しい。
1910首を傾げながら昨日の尾形を思い出してみる。思い出す。それで真っ先に思い出されたのは昨日のセックスが無茶苦茶好かったということだ。気持ち好かった。いやいやと頭を振りながらも正常位ではしがみついてきて、寝バックに変えると必死で手を繋ごうとしてきたり、俺が好きだと言う度に締め付けてきたし、最後はつれていってくれ、と切なげに云われて、身体もいとおしさも一気に爆ぜた。ゴムをつけていても尾形の中に注いでいることを感じて恍惚とした。思わず自分のちんぽを注視する。もう何度目か解らないくらい重ねてきたセックスだったが、昨日のが今までで一番好かったと思う。重ねる度にそう思う。早くも次にするセックスが待ち遠しい。
珠丘(たまおか)
MEMOとうらぶ・現パロ・NL。うちの創作審神者は出るけど、NOT創作審神者。転生設定はなし。刀剣男士が警備警護の会社員。メインは見習い審神者と伊達組。
そう言うのが苦手な方はブラザバックで。
パスワードは数字三文字で審神者の日。 393
honey_miyoshi
DOODLE[途中の物語シリーズ・黒宮司]PWは坊ちゃん誕生日ですコミックス裏、先生の描いた不破シエルと烏天狗、九尾の狐をベースにした物語です。あまりシリアス過ぎずラノベのような作品に仕上げたいと思っています^^ 10
yasu_zomigi
PAST現パロサゾの初夜。クソ童貞サンジくんがやらかすだけ。捌くのは得意なので ゾロは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の光源を除かなければならぬと決意した。ゾロには普通の初夜がわからぬ。ゾロは、脳筋である。竹刀を振り、同輩と剣を交えて暮して来た。けれども屈辱に対しては、人一倍に敏感であった。
「馬鹿かテメェは!?」
「へぶらっ」
殴り飛ばされた勢いで金髪の男は奇妙な声を上げてベッドから転がり落ちた。ゴスッと鈍い音がしたので頭でも打ったのだろう。それで馬鹿が治れば御の字だが、「殴るこたねェだろ!!」とか何とか頬を押さえて喚いているのであまり期待は出来なさそうである。
「そのままタンスの角にでも頭ぶつけて死ねばいいのに」
全裸でラブホのカーペットに転がる男へ向けるは絶対零度の視線。ゴミを見るような目で見ている自覚はある。そしてそんな目を向けられて男のナニが余計にわくわくしているらしい様子に軽く絶望した。もうダメだこいつ。
2011「馬鹿かテメェは!?」
「へぶらっ」
殴り飛ばされた勢いで金髪の男は奇妙な声を上げてベッドから転がり落ちた。ゴスッと鈍い音がしたので頭でも打ったのだろう。それで馬鹿が治れば御の字だが、「殴るこたねェだろ!!」とか何とか頬を押さえて喚いているのであまり期待は出来なさそうである。
「そのままタンスの角にでも頭ぶつけて死ねばいいのに」
全裸でラブホのカーペットに転がる男へ向けるは絶対零度の視線。ゴミを見るような目で見ている自覚はある。そしてそんな目を向けられて男のナニが余計にわくわくしているらしい様子に軽く絶望した。もうダメだこいつ。