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    鴨緑

    @gatoyosee

    描いた絵ここにポイとする

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    鴨緑

    MOURNING寝たくない時にダラダラ付け足しながら書いてた読み物。アオが夜中の学校に忘れ物取りに行ったりする話。書いてる時はアオ主だと思って書いてた
    寝たくない夜の話「やっべ」
    少年が胸ポケットに手を入れたり、他のポケットや鞄を漁っている。
    「少年?」
    声をかけると焦りを含んだ様な声でこちらを見つめてきた。
    「学校に生徒手帳忘れたかも」
    「それは…」
    少年が苦笑いしながらどうしよ…どうしよ…と狼狽えながらまた鞄の中を漁っている。焦るのにも無理もない。
    縄印の寮の鍵は生徒手帳なのだ。生徒手帳に埋め込まれているICチップで寮の出入りが可能になっている。
    今は夜中の八時。訳あり、ベテルに寄った帰りなので遅めの帰りになってしまい、学校はもう門は閉じている。今から取りに行くのは不可能だ。しかし、
    「少年、安心してくれ。私なら鍵を開けられる」
    読み取り機に手帳をかざすフリをしてくれ。
    そう言い、少年に読み取り機にかざすフリをして貰う。防犯カメラにこの光景が写っている状態で私が今からやる鍵開けは少々奇怪に見える可能性があるからだ。少年が手を置いている読み取り機に手を当て、以前少年の生徒手帳のICチップから読み取った情報を送ると難なくエントランスの自動ドアは開いてくれた。合鍵でドアを開けた様な物だ。
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    鴨緑

    PAST去年のうぇぶおんりで出したアオ主の読物
    「走馬灯」から次の日の告白の話
    AM11:43 ダアトでの大冒険から次の日の朝の事であった。
    「そうだ、今日はもう学校サボろう。」
     制服に袖を通し、登校の準備が出来てからの言葉だった。
    「少年、学校には行かないのか?」
    「ん、よくよく考えたら昨日しんどい思いしたし…今日一日サボってもバチは当たんないなって。それに…」
     そう言ってアオガミの方をジッと見る。白い装甲に黒と赤のラインをまじまじと眺め、
    「今、すっごいパフェって気分。」
     
     そして今現在、ファミレスのボックス席に横並びで座ってる二人の前にはいちごチョコパフェとクリームソーダが並んでいた。モーニングと呼ぶには少し遅めの、人気が少ない時間帯だった。
    「いっただっきまぁす!」
    「…いただきます。」
     古津の行動を真似るかの様にアオガミも続いて食事の挨拶をする。アオガミにとって神生で初めての食事だった。被造物…神造魔人である彼でも人間と同じ様に生活の営みはできる様に設計されていた。しかし、戦闘用に造られた彼には食事は不要なものであり、マガツヒだけでも活動する事ができた彼には、今の今まで食事の機会が無かったのだ。
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