dn13ll
PAST人間月と死神リューク10月2日まで限定公開→常時公開
【残念ながら僕は人間なのです/みっけ】「なあライト」
「なんだいリューク」
話しかければ返事は返ってくるが、月の意識はもうずっと長いことノートにある。そのことがリュークには少しつまらなく感じる。
キラはLに勝った。だのに月は以前の方がよほど生き生きとしていた。今まで以上に一心不乱に人間を裁き続けているキラ。机に噛り付きノートに向かっているさまはリュークから見ても異様な雰囲気で、監禁されていた頃よりもずっと疲弊していた。
──人間は休息を取らないと死ぬんじゃないのか。記憶を失っていた月がLに言っていたことだ。死神界に戻ったリュークはずっと月のことを見ていた。悪人を厭いながらも一線を超えてはならないとしていたこども。リュークの友達。退屈な居場所において、無聊を慰める唯一が月の観察だったのだ。
1275「なんだいリューク」
話しかければ返事は返ってくるが、月の意識はもうずっと長いことノートにある。そのことがリュークには少しつまらなく感じる。
キラはLに勝った。だのに月は以前の方がよほど生き生きとしていた。今まで以上に一心不乱に人間を裁き続けているキラ。机に噛り付きノートに向かっているさまはリュークから見ても異様な雰囲気で、監禁されていた頃よりもずっと疲弊していた。
──人間は休息を取らないと死ぬんじゃないのか。記憶を失っていた月がLに言っていたことだ。死神界に戻ったリュークはずっと月のことを見ていた。悪人を厭いながらも一線を超えてはならないとしていたこども。リュークの友達。退屈な居場所において、無聊を慰める唯一が月の観察だったのだ。
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PASTキラに殺された「悪」のLなら友達じゃなくても、ただの竜崎さんとなら友達でいたっていいでしょう?ミサ、こう見えても結構頭いいんだから。10月2日まで限定公開→常時公開
もう名前も憶えてないお友達のあなた「何十何百何千…いえどれほどの人間が殺されていったんでしょうね」
「キラの裁きは裁きじゃなくて殺人だって話?」
「少し違います…が、そうかもしれません」
「え~? 竜崎さん何言ってるかよく分かんないよ」
「キラと第二のキラは悪人を人、つまり一個体ではなく数字それもあくまでこの社会に不要なものと判断して整理しているに過ぎないということです」
キラはあくまで装置に過ぎないのでしょうね。
すらすらと台本を読むような科白は不思議と耳に残った。あらかじめ決めた言葉をそのまま喋ってるみたいな人。少しライトと似てる。本当のことを言わないところとか、本心がどこにあるのか分からないところとか。
友達だった竜崎さん。ライトの友達はミサの友達でもあるから。でも嘘だった。お互いを欺くために友情ごっこをしてただけ。
977「キラの裁きは裁きじゃなくて殺人だって話?」
「少し違います…が、そうかもしれません」
「え~? 竜崎さん何言ってるかよく分かんないよ」
「キラと第二のキラは悪人を人、つまり一個体ではなく数字それもあくまでこの社会に不要なものと判断して整理しているに過ぎないということです」
キラはあくまで装置に過ぎないのでしょうね。
すらすらと台本を読むような科白は不思議と耳に残った。あらかじめ決めた言葉をそのまま喋ってるみたいな人。少しライトと似てる。本当のことを言わないところとか、本心がどこにあるのか分からないところとか。
友達だった竜崎さん。ライトの友達はミサの友達でもあるから。でも嘘だった。お互いを欺くために友情ごっこをしてただけ。