893ぱろ五悠「ハァッハアックソっ!!なんでこんな事に
」
五条の倅をおびき寄せる為にイロに手を出せ。オジキから命令されてここ数日五条のイロ、虎杖悠仁を尾行していた。
俺はまさか情婦が男なんて思ってもいなかった。とはいえどうせ色事をする身だ軟弱な野郎だと思っていた。だがそれはいとも簡単に覆された。
「あいつだ」
オジキが車のスモークガラス越しに指をさす。オジキの指の方向にその男がいた。特徴的なピンク色の髪。極道とは無縁そうな明るい顔つき。そしてタッパがあって頑丈そうな体に目眩がした。五条の若頭はこんなのを相手にしてるのか?と。ちゃんと雄らしい体つきを見てこいつを抱けるなんて、と敵対する身ながら五条を凄いなと尊敬してしまった。「読んどけ」と薄っぺらい紙をペラリと渡された。
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