~権ゆやゆず三人で付き合うことになる話~遊矢の自室に遊矢と柚子が所在なさげにしている 2人の座る向かいには、2人に呼ばれた権現坂が呆れたような驚きのような複雑な表情で座していた
「…話はわかった だが何故そこでこの俺が出てくるのだ」
「「だって…」」
遊矢と柚子は男女の仲であった。それは権現坂も知っている。そして昨夜ついに褥を共にしたがどうやらうまくいかなかったらしい
困った2人は他に相談できるアテもなく権現坂に助けを請うたのだった そして冒頭の会話に至る
「だって権現坂ならそういうちゃんとした知識ありそうじゃない」
「何よりお前なら絶対に笑わないで聴いてくれるだろ?」
「む、ぐ…まぁ、権現坂道場の跡取りとして恥じぬよう保険の勉学も真面目に取り組んだつもりだが、別に詳しくもなければ慣れているワケでもないッ!」
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