あるところに、超皮肉屋・超毒舌の自称悪い子、オーエンがいました。そしてオーエンは、とても長寿な双子、スノウとホワイトにこき使われていたのです。
「これ、オーエンちゃん!掃除してって言ったでしょ〜?」
「オーエンちゃん、我チュロス食べた〜い♡」
双子は次から次へと注文をしてきます。彼らの弟子が逃げたのも納得でした。
「うるさいな、自分でやればいいだろ…。チッ、フィガロのやつ逃げやがって…」
かといって言うことを聞かないとつら〜いお仕置きが待っているので、オーエンは渋々双子に付き合っていました。悪いことをすると、双子の弟子の1人であるオズに雷を落とされるのです。
ある日、オーエンが適当に掃除をしていると、双子がきゃっきゃっと笑いながら駆け寄ってきました。オーエンは心底気味悪がりました。
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