Akira_s4
DONE猫の日最後の一本はスタルーク×セリーヌのスタセリちゃんです。猫耳とスキンシップと甘酸っぱい距離感のお話。それは 花の香りだけが知っている「おや、スタルーク王子」
なるべく人に見つからないように歩いていたはずなのに、明るく爽やかに呼びかけられてスタルークはこわごわ、振り返った。
手を降って駆け寄ってくるのは、隣国フィレネの第一王子だ。見るからに華やかな空気をまとったアルフレッド王子はスタルークの最も苦手とする部類の相手だったが、心ひそかに想う女性の兄でもある。無視して振り切るわけにもいかず、スタルークはぺこりとアルフレッドに頭を下げた。
「ど、どうも……こんにちは、アルフレッド王子」
「ごきげんよう。おや、君もこれをもらったんだね」
「はあ。朝一番に、渡されました……僕のような対して可愛くもなんともないボロ布のような男に、こんな可愛らしいものはもったいないとおもうのですが」
12232なるべく人に見つからないように歩いていたはずなのに、明るく爽やかに呼びかけられてスタルークはこわごわ、振り返った。
手を降って駆け寄ってくるのは、隣国フィレネの第一王子だ。見るからに華やかな空気をまとったアルフレッド王子はスタルークの最も苦手とする部類の相手だったが、心ひそかに想う女性の兄でもある。無視して振り切るわけにもいかず、スタルークはぺこりとアルフレッドに頭を下げた。
「ど、どうも……こんにちは、アルフレッド王子」
「ごきげんよう。おや、君もこれをもらったんだね」
「はあ。朝一番に、渡されました……僕のような対して可愛くもなんともないボロ布のような男に、こんな可愛らしいものはもったいないとおもうのですが」