相合い傘。それは憂鬱な雨の日を一気に天国へと変えるキャッキャウフフなイベント。一度傘の中に入ればそこは二人だけの世界。「あ、ごめん体当たっちゃった……」「ん……もっと近く来なよ。濡れちゃう」だとかいう甘酸っぱ〜い会話が量産される、急展開余儀なしの大チャンスだ。
つまり俺は何が言いたいのかって?いいぜ、ズバリ言ってやる。
相合い傘がしたいッッッッ!!!!
ターゲットは俺が絶賛片思い中である水戸洋平だ。この日のために相合い傘の何たるかを研究し、逆さのてるてる坊主を吊るしまくり、オシャンな傘も買い込んだ。気合は十分だ。雨足はムードの演出には少々熱烈すぎる勢いだが、傘さえさせりゃ何でもいい。
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