好きな子に「殺して」と頼まれたらいつもお相手の事は自分が殺す♥とか言ってる割にいざお相手の方から言われると尻込みしちゃう。
「……良いの?ボク本当に殺しちゃうよ?」トランプを首にぴったり当てて尋ねる。震える薄い首の皮から一筋赤い液体が流れる。
「……ねえ、何があったのか教えて?キミをそこまで追い詰めてるモノは何?」「もしボクがキミを死にたくなる程追い詰めてるのなら……」ヒソカの手も僅かに震えていた。殺す前にちゃんと自分が納得できる理由が欲しい。大好きなお相手を理由なしに壊したくないから、お相手から絶対に理由を聞き出すまで殺さない。
もう救いようがないなと思ったら殺るけど、できる限りのチャンスは与えてくれる優男。
ちなみに死は救済だと思っているタイプ。
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