虫刺され注意報「うぅ…なんでありましょう…」
痒い!と言う感覚で朝、目を覚ましたカンタロウは慌てて服を脱ぎながら時間を確認して風呂場へ駆け込んだ。
すると見事な虫刺されが、ぷっくりと出来上がっており絶望する。
何故なら虫刺されは右胸、もとい乳輪辺りに出来ており、少し汗を流したが痒さは上がるし身に覚えのある違和感。
もとい快感に風呂場の壁へと額からの頭突きを一つすると恥ずかしさを持ちつつも朝から抜く羽目になった。
「………うーん、仕方ないでありますな」
はぁ、とため息をついてバスタオルで身体を拭いてみる。
だが結局、痒みは居座っており、絆創膏で患部を封印する事にした。
そして真面目に薬まで塗ってしまったカンタロウは、そんな行為が逆効果の敏感になる方法だなんて知らなかったのだが彼は真面目な馬鹿であった。
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