学パロ🐳🦐。両片思いだと自覚してるけど付き合ってない、ややこしいふたり
休日の昼下がり。部屋主が皿を洗う水音を聞きながら一人暮らしに相応のシングルサイズのベッドの上に転がり、手持ち無沙汰で天井を見つめる。
…本人には絶対に言ってやらないが今日は何となく朝から顔を見たい気分になり、正午前にアパートを訪れて昼食を作ってやった。食べている最中に、天気も良いからこの後出掛けようかと提案されたが、こうして一度横になると起き上がるのも億劫になってしまう。
本格的に眠気を催し始めた頃、待ち侘びた扉の開閉音が聞こえた。気配が近付き、もう一人分の体重が乗った事でベッドが軽く軋む。
「シーツ替えたばっかりやから、気持ちええやろ?」
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