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注意:エージェント(男)が喋ります。
ラウンジの開店準備前。颯、宗雲、浄の三人がカウンター前でいつものように雑談をしていた。
「この間常連さんとランチに行ったのだけれど、とても見映えのいい料理だったんだ」
浄はそう言い、スマフォの画面を見せる。しかし、画面に映っているのは浄と女性との親しげな自撮り写真。どう見ても料理の写真ではない。
「……料理の写真では無いが」
宗雲が至極当然な指摘をすると、浄はわざとらしい声をあげた。
「ああ、間違えた。別のレディとのデートの写真を見せてしまった」
「絶対ワザとでしょ。宗雲怒っていいよ」
わざと宗雲に女性との写真を最初から見せる気であったろう浄に、呆れた視線を投げつつ、口をとがらせて宗雲へ言葉を投げる。
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