現パロ呂陳 郭嘉「LEONO特別号ですが通販サイトは軒並み予約満了、書店の方も順調のようです。」
曹操「ほほう、思っていたよりも反響があったようだぞゴリラよ。やはり私の目に狂いはないな。その体躯使わないでは勿体ない。」
呂布「………こんなんで見つかるのか、陳宮が」
「さてな。見つかるかどうか、というよりも奴の視界に入るかどうかよ。」
「陳宮殿のことだ。現代ではきっと知勇を活かせる情報関係の職についているはずだよ。ネットニュースには一番上になるよう依頼しているし嫌でも何処かで呂布殿を見かけるはずだけれどね。」
「………」
「見た上でどうするかは陳宮次第だ。奴から何も動きがないのであれば…、そういうことなのではないか?呂布よ。」
「……………………会いたくない可能性もあるっていうのか。」
「そもそも今の今まで貴方自身もあらゆる手を尽くしてきたわけだし、陳宮殿も貴方を探していたんだとしたらここまで出会えないというのも考えにくい。」
「貴様の行動パターン等陳宮ならば読もうと思えば読めるだろう。双方にその気があるなら今頃出会っていてもおかしくはない。」
「……………」
「陳宮が会いたくないのだとしたらどうする。」
「……どうする、って……」
「考えなかったわけではあるまい。」
「……………」
「一度でも会って、もう会いたくないと言われたら諦めるつもりだ。」
「ほう?諦めるとは、貴様らしくもない」
「らしさはとうの昔に捨てた。今願うのはあいつの幸せだけだ。
俺と会わないことがあいつの幸せなら、それでいい。」
間の抜けた顔の2人
「変わったねぇ、呂布殿」
「ふ、今のお前だから私も協力する気になれたのだ。力は尽くそう。」
「………お前たちには感謝している」
「よせ、礼は結果が出てからにせよ。」
「あぁ…」
陳宮、何処かで見ているか。
俺はお前に会いたい。
でも、お前は…どうなんだろうな。