衣替え(そろそろ暑くなってきたし衣替えするか…)
と夏侯惇が夏物のスーツを準備した翌日の朝の事
(ズボンが…キツイ…)
ウエスト部分を持ったまま手を止めて最近の出来事を振り返る
(孟徳の残飯処理か……)
その日の昼休み
「と言う事で減量用トレーニングメニューを考えて欲しい」
と夏侯惇は徐晃に相談していた。
「そういう事でしたらお任せ下され」
と快く引き受ける徐晃。
そんな2人の会話を夏侯淵が聞きながら
「惇兄の体型だったらサイズアップしたって問題ねぇだろ」
と割って入る。
とはいえ夏侯惇のスーツは曹操があつらえろ暑くなってきたし衣替えするか…)
と夏侯惇が夏物のスーツを準備した翌日の朝の事
(ズボンが…キツイ…)
ウエスト部分を持ったまま手を止めて最近の出来事を振り返る
(孟徳の残飯処理か……)
その日の昼休み
「と言う事で減量用トレーニングメニューを考えて欲しい」
と夏侯惇は徐晃に相談していた。
「そういう事でしたらお任せ下され」
と快く引き受ける徐晃。
そんな2人の会話を夏侯淵が聞きながら
「惇兄の体型だったらサイズアップしたって問題ねぇだろ」
と割って入る。
とはいえ夏侯惇のスーツは曹操が誂えた一点物。うっかり太ったから買い換えるという訳にはいかない。
「俺はこのスーツが気に入ってるんだ」
そしてこれも嘘では無い。
「とはいえ夏侯惇殿の体脂肪率がここの所上がっているのは目に見えて明らかでしたしな」
空気を読んだ徐晃だったがその発言にドン引きする夏侯淵
「お前、目測で体脂肪率解るのかよ…」
「ええ、ですが幸せ太りにしては平均値よりかなり低いので言うのも野暮かと」
「いやいやいやいや」
徐晃と夏侯淵のやりとりに夏侯惇も流石に目を丸くする。
「あと1センチ程度ボディラインが崩れたら夏侯惇殿をピラティスにお誘いすると甄殿が申しておりました」
徐晃の発言に危なかったと心底思う夏侯惇と
女性陣に囲まれてピラティスをする姿を想像して吹き出す夏侯淵
「お前らジムでそんな話してんのか」
と笑いながら言う夏侯淵に
「夏侯淵殿もやる気にさえなって下さればいつでも歓迎すると我々は常日頃申しております」
と自分に話が飛び火してしまい
「俺は早く帰って子供の顔みながら嫁さんの作った美味い肴で晩酌するのが生きる糧なんだからジムなんて行ってる暇ねぇんだよ!」
と焦る夏侯淵に夏侯惇と徐行はやれやれと肩をすくめる