小宮山ゆうかDOODLE私が命がけで切り落とした私の半分をあなたがこっそり拾って大事にしていたあなたが命がけで切り落としたあなたそれを私は愛さずにはいられなかったお互い震えながらそれを差し出し、震えながら受け取った私たちはもうそれを「すてなきゃよかった!」と泣き喚かなくていいらしいからっぽだったはずの私の半分に、ざらざらとひび割れた欠片のようなものが入っていたきっとあなたの半分にいま同じものが入っている 小宮山ゆうかDOODLE着るといやなことがおこるからゴミに捨てたワンピース今でも夢に出てくるんだ通帳を穴が空くほど見つめてから思い切って買ったんだ欲しいサイズが間に合わなくてそのためだけにゴムベルトも買ったんだ限定品だったんだよ 小宮山ゆうかDOODLEだめにしないと だめになるからだめになり そしてだめになってゆくいいはいいで だめでもいい じゃ なかったの? 2 小宮山ゆうかDOODLE普通になろうとしたウサギ 小宮山ゆうかDOODLE生まれつちまつた悲しみに今日も小雪の降りかかる 1