たまには顔見せろってうるさいから
実家に泊まりにきたけど　オヤジと姉ちゃん達の
騒がしい声　懐かしいな
会社から直帰したからスーツのままだった
適当に着替えるか…

「ライト帰って来てるんだってー！？」

ドバァンと音を立てて姉1が乱入してきた

「開ける前にノックしろっつってんだろアホシーザー！！」

「お前…どうしたんだそのアザ　いじめに合ってるとか？」

「違うって！これはその…今の彼氏が…」

ハルの野郎　実家に帰るって話したら
念入りにキスマーク増やしやがった！

「みんなー！！ちょっと集合——！！！」

「呼ぶな————！！！！」




「エッグい数ですわね…いいご趣味ですこと」

「下半身にもあるんでしょ？脱がしちゃえ」

「やめろってバーニス！見てないで止めてくれよパイパー」

「恥じらうお前って本当かわいいよな」

「ねえすごいよ！太ももの内側！！」

「ひとでなし———！！」



「汚された…」

「大丈夫だライト　お前ならいい嫁さんになる」

「わたくし達が鍛えたんですもの　当然ですわ」

「お前ら全員晩飯抜き　そもそも客に作らせようとすんな」

「えー久しぶりにライトのご飯食べたい〜」

「食べたい食べたい〜」

「父ちゃんも食べた〜い」

「オヤジまで来んな！！　あーもう作りゃいいんだろ
作りゃあ　買い出し行ってこいお前ら」

「やったー！！」


「なんだその…ライト　ほどほどにな？」

オヤジまで見てんじゃねーよ