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    kiduki39ra

    @kiduki39ra

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    kiduki39ra

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    ナマモノ。男体化あり。何でも許せる人向け。
    に見せかけたDX3カナリアの騎士第五公演PC2と4の話。

    仲間の話――跳ねるように踏み込み、その勢いのままくるりと回る。想像の中では、スカートがひらりと舞い上がった。知らず唇が動くが、そこから声が漏れることはない。
    「………………」
    脳内で流れていた音楽が止まる。何かが納得出来ないが、それが何かが理解できない。首を傾げて、その正体を探る。落ち着かないけれど、それを考えることも少し楽しい。
    「まだやってたのか?」
    とはいえ、考えすぎていたらしい。声をかけられるまで、人が来たことにすら気付かなかった。慌てて振り向けば、呆れた様子の仲間がいた。
    「熱心なのは良いけれど、やりすぎはどうかと思うな」
    『ごめんね、ありがとう』
    彼が正しい。そして彼の言葉が少し厳しくとも、自分を想ってのものだと分かっているから、笑って受け取る。
    「スタッフさんたちも困ってるんだから、帰るよ」
    そのことに思い至り、慌てて扉の外にいる彼らへ頭を下げる。気にしないで、と手を振ってくれるが、反省しなければならないだろう。
    ――しかし、である。まだ心の中のもやもやの正体が掴めていない。これが分かれば、きっともっと闘えるはずなのだ。
    だから、
    『春ちゃん、あのね、今晩泊まりに行ってもいい?相談したいことがあるの』
    「……たまに思うんだけどさ」
    ため息を吐かれる。
    「僕も男だって理解してる?」
    何を当然のことを言っているんだろう。
    『知ってるよ』
    カナリアのメンバーで、私の大切な仲間。
    「……ならいいけど」
    ほら、帰るよ。
    言われて、その手を握って。何度目かになるか分からない彼の家へと向かった。
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