コインランドリー 雨続きで洗濯物が溜まるばかりなのは街でも森でも変わりない。理鶯がコインランドリーに行くというので左馬刻も一緒に行くことにした。雨が小雨になったタイミングで彼女は街に降りてきたのだが、辺りはもうすっかり暗くなっている。
「メシどうする」
「作ろうか」
「洗濯してメシ作ってって大変だろ」
街で食べる理鶯の手料理は実に美味い。食べられるならぜひ、と思うが彼女の負担を思えば気安く頼めるものでもない。まして理鶯の本来の目的は洗濯なのだ。
「食べてくれると嬉しい」
理鶯はそう囁いて笑った。着られるものがほとんどなくなった、と言ってホットパンツとMTCで作った揃いのTシャツを身につけている。辺りが暗いからわかりにくいが、大きく盛り上がった胸元は柔らかそうで恐らく下着をつけていない。丸く大きなヒップラインもあらわで、まさかそっちも穿いていないのではと左馬刻は心配になって顔を顰めた。お互いいい大人だ。下着を身につけているかどうかなんて尋ねるのもおかしいだろう。だから問わない。どうせ脱がせばわかることだ。
1594