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    hyoukaaisu

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    hyoukaaisu

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    『君を食べたい』
    かんブレイサ
    イサ三の愛と勇気で紡がれ
    イサ三の愛と勇気でふっくらもちもちと膨らんだ30cmのプリティキュートな姿は仮初めの姿
    しかして、その実態は9mの鋼鉄の🤖であり、世界を救ったスーパーアルティメットハンサムロボット、ブレイバーソである
    から始まるクッキー缶にまつわる話を書いた

    本当は、空っぽのクッキー缶にイサ三との
    大好きな思い出をつめるお話を書こうとしました

    『お前に食べられたい』赤と白のふわふわ生地の身体に金色の柔らかいカッコいい角、
    そして緑の瞳をもつ可愛らしいぬいぐるみであるブレイバーン。
    イサ三の愛と勇気で紡がれ
    イサ三の愛と勇気でふっくらもちもちと膨らんだ30cmのプリティキュートな姿は仮初めの姿。
    しかして、その実態は9mの鋼鉄のロボットであり、世界を救ったスーパーアルティメットハンサムロボット、ブレイバーンである。
    ……ということは、イサミと元ATFの皆と一部の偉い人と、それなりに認知されているがいちよう国の重要機密事項なので他の皆には内緒だぞ。

    「誰に向けて言ってるんだよブレイバーン」
    『これまでのあらすじを私なりに考えてみたんだイサミ』
    世を忍ぶ仮の姿として、花屋を始めたイサミとブレイバーン。
    世界に危機が訪れた時や人類に勇気が必要な時には、必ずや力を貸すことを約束し、こうして2人は幸せな家庭を築き上げたのだ。

    「……まぁ、そうなるな」
    ブレイバーンの背にあるプロジェクターで投影されたこれまでのあらすじを見て
    ふわりと蕾が柔らかく花開くようにイサミが笑う。
    それだけでポンポンとトウモロコシの実が爆裂し、ポップコーンになるようにイサミに吹き込んでもらった綿がさらに柔らかくなる心地になる。

    『あぁ、幸せだなぁ』
    「お前の幸せは、簡単だな。
    ……そういう所が良いんだけどな」
    そんなブレイバーンの前向きさに救われた1人としてイサミは、どこまでもブレイバーンがいる所について行く気になり
    ブレイバーンと語り、話し、今の花屋を始めたのだ。

    新しいことを始める勇気も貰ったのだから、イサミだってブレイバーンに何かしたかった。

    イサミは、そっと隠していた箱を取り出す。
    「ブレイバーン」
    ん、とぶっきらぼうだが、言葉に甘さとイサミの瞳には愛情のこもった暖かな光りが宿り輝いていた。
    『これは』
    イサミがくれたのは赤い薔薇が一輪咲くクッキー缶だった。
    「開業祝いの俺からのプレゼントだ
    ……これなら、枯れないだろ?」
    『これを私に、くれるのかイサミ!』
    花屋を開くことになってたくさん2人で勉強し、
    花の種類はもちろん、花言葉もたくさん覚えた。

    その中でイサミは、ブレイバーンの色でもある赤の花を良く見ていた。
    その花言葉は、"あなたしかいない"

    「俺も、そのつもりだ
    ……お前とその……幸せな家庭ってやつを築きたい
    ずっとお前と一緒にいたい」
    『あぁ!イサミ!共に築こう幸せな家庭を!
    そして、ずっとずっと一緒にいよう』
    嬉しすぎてイサミをコックピットに乗せたくなる。
    「それはしばらく、我慢だ
    今度、許可を取ってやるからな」
    『ありがとうイサミ!』
    「それはこっちの台詞だ
    俺達の世界で生きてくれてありがとうブレイバーン
    ……俺もいつか、その日が来たら必ずお前のいる5次元に行くからその日まで待っていてくれ」
    『待っているぞイサミ!』
    死さえもうイサミとブレイバーンを分かつことなどできない。

    新たなる旅路へのチケットはすでにイサミに贈られている。

    その日が来るのが、怖くもある。

    だが、イサミがこんなにも楽しそうに
    前向きにその先まで共に飛翔してくれると言うのだから、
    ゆっくりと心の準備をする時間はあるだろう。

    『さっそく共に食べようイサミ!』
    「手伝う」
    クッキーの歌を口ずさみながら大切にクッキー缶を抱き抱えるブレイバーンを見て、イサミもほっこりと笑う。

    美味しいものは2人で食べた方がもっと美味しい。

    2人で歌えば勇気が出る。

    『イサミ!すごいぞ!クッキーがこんなに入っている!』
    「美味しそうだな」
    丸に四角に苺ジャムが宝石のようにちりばめられたクッキー。
    『あぁ、食べるのがもったいないくらいだ』
    「食べないのか?」
    『食べるとも!』
    イサミが「あ~ん♡」とクッキーを差し出してくれたので、魚が食い付くようにハムリと食べる。

    「ブレイバーンが釣れたな」
    クスクスと笑うイサミにブレイバーンも嬉しくなる。
    『イサミ、私も!私も"あ~ん♡"』
    両手でクッキーを差し出せばイサミの小さな1口がクッキーに残るのが愛おしい

    ずっと残してしまいたいけれど、
    綺麗に無くなってしまうのも愛おしい。

    あのクッキーが、イサミの血となり肉となることがほんのちょっぴり羨ましくもある。

    イサミの小さな歯に噛まれるクッキーが羨ましい。

    「……美味しいな」
    『はわわッ』
    そんな風にイサミに食べられるクッキーを凝視していたら、手までペロリと舐められ、変な声が出てしまう。
    『いしゃ、イサミッ"!?!?』
    「ブレイバーンも食べるだろ?」
    "俺を"
    他の誰にも聞こえないくらいの声量で甘く囁かれ
    ブレイバーンはコクコクと頷く。

    クッキーよりも、なによりも甘くて美味しいキスをお互いに楽しみましたとさ




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    hyoukaaisu

    DOODLE『君を食べたい』
    かんブレイサ
    イサ三の愛と勇気で紡がれ
    イサ三の愛と勇気でふっくらもちもちと膨らんだ30cmのプリティキュートな姿は仮初めの姿
    しかして、その実態は9mの鋼鉄の🤖であり、世界を救ったスーパーアルティメットハンサムロボット、ブレイバーソである
    から始まるクッキー缶にまつわる話を書いた

    本当は、空っぽのクッキー缶にイサ三との
    大好きな思い出をつめるお話を書こうとしました
    『お前に食べられたい』赤と白のふわふわ生地の身体に金色の柔らかいカッコいい角、
    そして緑の瞳をもつ可愛らしいぬいぐるみであるブレイバーン。
    イサ三の愛と勇気で紡がれ
    イサ三の愛と勇気でふっくらもちもちと膨らんだ30cmのプリティキュートな姿は仮初めの姿。
    しかして、その実態は9mの鋼鉄のロボットであり、世界を救ったスーパーアルティメットハンサムロボット、ブレイバーンである。
    ……ということは、イサミと元ATFの皆と一部の偉い人と、それなりに認知されているがいちよう国の重要機密事項なので他の皆には内緒だぞ。

    「誰に向けて言ってるんだよブレイバーン」
    『これまでのあらすじを私なりに考えてみたんだイサミ』
    世を忍ぶ仮の姿として、花屋を始めたイサミとブレイバーン。
    1989