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    곰/まく

    愛忠、ラン暦

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    곰/まく

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    生成子

    MAIKING7話のせいで未来捏造したラン暦。プロボーダーランガ×メカニック暦
    モブ女視点ですがただの当て馬なのでご安心ください。

    元ネタ:Rihanna「Don't Stop The Music」
    姿見に映る自分を見ながら、あたしは自分自身に魔法をかける。
     素肌に下地を塗り、薄くファンデーションを乗せる。散らばるそばかすは、コンシーラーとコントロールカラーで隠せばもう完璧。
     まぶたの上にはラメのたっぷり入ったゴールドのシャドウ。目を大きく見せるためにラインは欠かせない。黒いマスカラを睫毛に乗せれば、相手を射貫く大きな目の出来上がり。
     唇には全体をうるうるに見せるリップを塗る。目をしっかりとメイクしたから、唇は少し控えめに。でも、キスしたくなるほど魅力的な唇になるように、細心の注意を払う。
     チークを乗せてハイライト、そしてシェーディング。さりげないところも完璧に。それがあたしのモットー。眉も凜々しく見えるように整えて、ケアしたあとのブルネットの髪にアイロンをあてる。上手くカールさせれば、ボリュームのある艶めいたパーティヘアの出来上がり。
     背中を大胆に見せたミニのドレスに、ママから借りたジミーチュウのパンプスを履けば、イケてるセクシーな女の子が姿見に現れた。小さなパーティーバッグにスマホと財布をインして、あたしは胸を弾ませながら家を出た。
     これは一世一代のチャンスよ。夜が 3717

    生成子

    TRAINING診断メーカーのお題から
    攻め度の高いランガなラン暦シリーズその1
    無害な女モブがいます。
    『十七時以降のラブ・ラヴァーズ Part.1』

    「うわあぁっ!」
     ランガは大好きな片割れの、悲痛な叫びを聞いた。同時に耳へ入る派手な衝突音と、女子の甲高い悲鳴。ランガの両足は現状を理解する前にまず動いた。彼の持つ非凡な運動能力によって、それほど時間もかからずに現場に到着した。
     日本の学校にエレベーターはほとんどない。ゆえに生徒の移動には階段が使われる。その踊り場に倒れ伏す鮮やかな赤い色があった。その横には、へたり込んだ女子生徒が顔を真っ青にしている。その女子生徒に見覚えがあった。同じクラスの学級委員だっただろうか。
    「喜屋武くん、大丈夫!?」
     女子生徒がわなわなと震えながら、倒れる暦の体に手を伸ばそうとした。ランガはとっさに「待って!」と叫ぶ。普段はぼうっとしている自分自身の声が、やけに朗々と響いた気がするとランガは思った。すぐに二人へ駆け寄り、しゃがみこむ。
    「頭を打ってたら、下手に動かしちゃいけない」
    「ご、ごめんなさい……」
     女子生徒が謝りながら、暦に触れようとした手を止めた。ランガはカナダで父親とスノーボードをしていた経験から、怪我や病気に対する応急処置の方法を知って 1840

    pagupagu14

    DONE菊池忠の憂鬱
    愛忠前提の高校三年忠と中学一年愛之介(五歳差想定)の忠の憂鬱な学校生活の話。
    忠がモブ女に告白されたり、既に愛之介の犬である自覚あったりします
    菊池忠の憂鬱
     学校は退屈極まりなかった。
    愛之介様がこの場所にはいない。それだけでひどく空虚でぽっかりとした気になる理由を私は知っていた。勉強をしているときは、愛之介様のことを考えて勉学に励むときは、知識をつけるときは楽しい。けれど以前は一介の使用人の息子である私がずっと愛之介様側にいる方法なんて見つけられず勉学にも身が入らなかったのだが以前、愛一郎様が私に『もし愛之介の傍にいたいと願うのならば歩みを止めないことだ』とおっしゃってくれた。
    それは、それは――もしかしたら、と淡い期待を寄せてしまうには十分の言葉で今では私のとって学校というのは愛之介様がいない空虚な場所には変わりないが、愛之介様の側にいるための学び舎という風に認識が変えられていた。
     放課後、とてもとても今日は面倒なことがあった。それを無視すればいいはずなのにそうして起こるであろう弊害と天秤に乗せた結果私は、その一方的に結ばせられた約束の場へと向かう。そこには一人の女子生徒が立っていた。恥ずかしそうに顔を俯かせながら。
    (誰…だっただろうか)
    恐らく同学年なのだろう。
    けれどずっと愛之介様のことを考えて学校生活を過ごして 1477