過去のあしたにさようなら　見上げた空は、いつまでも遠い夕焼けの色。凪いだ風の中で、それでも踏み分けた草木は生を主張する。
「……鍾離先生。こんなところにいたの」
「おや……珍しい、客人だな」
　そうしてひとり、ぼんやり佇む後ろ姿に。笑みを向ければ俺のものではない名が呼ばれて、そうして彼はわらうのだ。
　誰が呼ばれているのかは、残念ながら聞き取れない辺り余程昔の友人なのだろう。もしくは俺が、理解したくなかっただけかもしれないが。
「久しいな。息災だったか」
「そりゃあもちろん。
　……先生こそ、元気？」
「はは、何を言っている。これからこの地に、港をつくるのだと話したばかりじゃないか」
「そっか。そう、だったね。たくさん人が、増えるといいね」

[离达]治疗事故长枪擦过耳际直钉入岩层，溅起一层碎石与飞尘。尽管来人抛去了兵器与他直接掌刃相接，但先前躲避攻击而跃到半空的身体因无从着力，直接被来自昔日岩神的一掌于空中打落。

他重重地坠入地面，身体与土石相贴之前凝成的水膜减少了震荡，然而体内骨骼与内脏的挤压还是让他的嘴角崩出一道血线。自身前传来的强烈灼烧感与失血的凉意一同拉扯着他的意识，达达利亚勉强咳出喉间堵塞着的闷血，仰面呈大字躺注视着向他缓步走来、让他变得如此狼狈不堪的来者，笑道：

“不愧是……岩王帝君，即便没有神之心也如此强大……是我、输了，咳……”

男人眼中的岩印逐渐消退，摄人心魄的光芒随着神力收敛再度变回原本的平静无波。与平日不同的是，此时那双眼睛里还带着点少有的无奈。