🎃🦇🕸(ハロウィンと文化祭被ってるかは定かじゃないが)、ナカヤマフェスタとそのトレーナー♀ちゃんも、白化粧を施して吸血鬼の仮装をすることになった。
トレーナーちゃんとナカヤマフェスタは、それぞれ別の教室でハロウィン衣装を見に纏い運営していた。
いつの間にか、トレーナーは二人組の天使姿のモブ娘ちゃんに写真を要求されて教室の窓際までジリジリと攻められていた。
モブ1「ナカヤマさん担当ですよね?チェキいいですかー?!」
トレ「え!私、トレーナーだよ?!」
モブ2「それがいいんですよ笑」
仕方なく、2人とチェキを撮ることにした。ふと窓から別棟の校舎の教室を見たら、そこは、フェスタの居るハロウィン仕様のお化け屋敷だった。
モブ2「あそこナカヤマさん居るとこじゃん」
トレ「そうだね」
そこには、ナカヤマフェスタが外部の女子高生らしき女達にチヤホヤされている姿が。
もやもやする...
トレ「(....何言われてるのかな。)」
何かを察したのか、モブ娘1人が突然、声を上げた。
モブ1「トレーナーさん、あの場に乗り込みません?!」
──────
仕事中だってのに...
女1「まじやばい!あの、いまから一緒に回ってくれませんか??」
女2「写真もお願いします!!!!」
女3「この部屋じゃ、暗すぎるんでとりま外出ましょ!ほら!」
フェ「ちょっと待て、シフト中だ。あと私はそんな暇じゃない」
さすがにシフトをほったらかす事はできない。なんとかして断ろう。あと、この後はトレーナーん処にいくんだ。
女4「えーらしくなくない?」
.....
暗闇から三つの白い影がユラユラと浮かび上がって、こちらに向かってくる。
女4「え何?」
フェ「(あんな仮装の奴、メンバーに居たか)」
女1.2.3.4「ぎゃ〜!!」
二体の白い影がうねり声を上げて女達の前に立ちはだかった。
突然、残りの一体の白い影がフェスタに飛びついた。
フェ「うわっ??!なんだコイツ!?」
飛びついた衝撃で、白い布が捲れた。
「...驚いた」
フェ「と、トレーナー....」
_______________
トレ「...ということで、フェスタにはシフトがあるので、持ち出し禁止です....」
女子高生達「ちぇ...」
どうやらサボりに誘われたらしい。フェスタは、そんな事したくないだろうに。
フェ「助かった。ありがとな。あとよく気づいたな」
トレ「えっと、うん、別棟から見たら、困ってそうだったから...」
フェ「そうか。その2人は?」
モブ娘1.2「ふっふっふ、恋のキューピットです!」
トレ「ちょ!???!」
フェ「...ここに来た理由は、そういう事か」
ニヒルに笑うフェスタ。
トレーナーは、その白い化粧を施した顔を、真っ赤にした。