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    らんじゅ

    PROGRESSぼくさい(ぼくのかんがえたさいきょうのリーズニングが酒真髄をどうこうする話)の続き

    ヘケモリがログインしました
    だいぶ口が悪いなって思ったけどこのくらい悪いかもしれない
    長距離は便利ですね
    まだまだ続く
    不変なる冒険の導き手

     今日は朝から実にいい天気だった。窓から見える街並みは穏やかそのもので、調書や資料がこれでもかと積まれた執務机を優しく照らしている。その書類の山の中で、リーズニングは頭を抱えていた。視線の先には、怪物の腹の中から持ち帰った黒い封筒がある。狂気の王を殺し、行方を眩ませたユダ・レクイエムの情報だった。 
     ため息を吐きながらリーズニングは封筒を手に取る。封筒の中身は二枚の写真だった。一枚目、黒い革張りのソファに脚を組んで腰掛け、本を読む男の写真。白い髪に赤いメッシュの入った美しい男は、薄らと笑みを浮かべている。男の側に“White”と書かれており、その下には“Home”と記されている。
    二枚目、雑踏の中、背の高い男の後ろ姿を写した写真。黒髪に白いメッシュの入った男は青いシャツとベストの出立ちで、急いでいるのか小走りのように見える。こちらには男を丸く囲って“Black”と書かれており、その下に“The last witness point(最終目撃地点)”との文言と共に住所が書かれている。
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