「うまく握れるかな?」
寝ている悟天を見ながら、未来悟飯は手をグーパーさせている。
すやすや寝ている顔が可愛いと思いながら、今日こそはこの想いを行動として移そうと考えていた。
しかし、もやもや•••どう行動していいのかわからない。
「悟天くんは、まだ小さいし小さいし•••••小さい。ごくん•••」
呟きながら喉を鳴らすも、次には緊張してきたのか口の中がカラカラに乾いてきた。
「悩むことはない、兄弟だから。いいんじゃないかなそうだよね。」
心には決めているその行動も、
「で、どうしたら父さんと母さんみたいにするんだろうか?」
「するみたいに」を強調しつつ、するってことがわからない。
そんな時には一番頼れる人を訪ねることにする。
そう、未来悟飯の中で一番頼れる人、ピッコロである。
「ピッコロさん、聞きたいことがあるんですが。」
そこには学生の悟飯もいる。
「(どうした?)」
テレパシーで会話になるはずだったが
「よくわからないんです、悟天くんと禊ぎをしたいんですが、どうしたらいいんですか?」
つい、言葉に出る。
ピッコロは?のマークなのに、隣の学生飯は顔を真っ赤にした。
「ピッコロさん?」
「知らん!」
「ピッコロさんしか頼れません。俺その、童貞っていう•••そんな経験もなくて、どうしたらいいかわからないし、もうそろそろ、って思っているんですが•••」
途中で何のことかわかったのかピッコロも頬を染めて、
「知らん知らん、知らーーーん」
真剣に言う未来悟飯に、学生飯がピッコロの前に出る。
その姿は瞬時にアルティメットだ
「知らなくてもいいことだ未来の俺、弟には指一本触れさせん!」
「こっちもだ。」
戦いがはじまった。
2人はその後、ピッコロが連れてきた悟天によって戦闘が終了する。
悟天が何を言って、戦いをやめたのは秘密である。