小春日和で始まる••••
いつもの展開•••
スライムたちと遊び回って、時には追いかけごっこをして、未来悟飯の前で小さいスライムを胸に入れて遊んだ時には照れくさそうな悟天がいて、そういうところは服の中に入れているだけだと思って、気付かない未来悟飯である•••
悟天は、慌てて服から取り出してそのスライムたちとまた遊んでいる。
「今のは、どういう意味だったのかな?」
そばでゆらゆら揺れている、ホイミスライムに聞いてみるも、ハテナマークである。
「そのうち聞いてみようか」
ということになったけど聞くことはなかった。
悟天が遊んでいる中で未来悟飯は、修行をしている。
ホイミスライム数匹での触手を回避しながら動きを確認していた。
時には父親から借りてきた魔物たちとも戦いをしつつ交流を深める。
動き疲れたのか悟天が戻ってきた。
「おかえり、悟天くん。」
「悟飯さん、いっぱい遊んじゃった。」
腰を下ろした2人だけど、とにかく眠かった悟天は、未来悟飯の膝の上に座る、と、すぐにうとうととして、とうとう寝てしまった。
悟天の重みと寝息、いちばんは、おひさまの匂いを未来悟飯は感じる。
「かわいい~悟天くん•••」
心の声が出ながら、寝てしまったあとのとっておきの、ほっぺをぷにぷにタイムが始まる。
この時の未来悟飯の表情は•••言い表せないくらいに笑顔で、幸せな時間が始まる。
そばにいるホイミスライムたちも真似してぷにぷに。
でも、ちょっとヤキモチ、
「あまり触らないでよ、俺だけのぷにぷにだから。」
ぷにぷに、ぷにぷに
ホイミスライムはためらいながらもぷにぷに、未来悟飯にもぷにぷに•••
しょうがないよね、このひとときは。
ほっぺた柔らかいし
肌がもちもち
これ以上大きくならないでほしい。
いろいろ触り堪能しながらの、ほっぺから耳に触れたころ
「にいぃちゃんくすぐったい〜」
その声に慌てて手を離した。
ぱっちり目が開いて上を向いてきた悟天と目があう、未来悟飯は今の言葉に嬉しいような、複雑なような•••でも、気になるのはどっちだろうってこと。
「その、悟天くん•••俺じゃないほうだったよね?」
「え!•••ごめんなさい悟飯さん、おにいちゃんって呼んじゃって•••」
「そんなことないよ、俺のところおにいちゃんって呼んでもいいよ。」
ホイミスライムが喜んでいる
「いいの?おにいちゃんって呼んでも。」
前までは呼んでくれてたんだ。
前みたいに呼んでもいいの?
「いいよ。」
がっちりではないけど抱きしめる。
「うん、ありがとう〜にぃちゃん」
ただし、
2人だけの時にって約束で。