明日何があるのか、わからないまま僕は勉強が手につかず、いかに今日一日を乗り越えていくかしか考えていなかった。
目の前のブロリーその隣の悟天は、いつあんなに仲良くなったのかってくらいお茶を飲みながら会話している。
「どうしてこうなった」
「わかる」
後で話を未来の僕から聞くと、
ひとりで寝ていた悟天がトイレに行く途中で空を見上げている寂しそうなブロリーを見つけて、そばで一緒に座って見ていたら、間に合わなくなって。
着替えてベッドに行く前にうとうとして、膝の上で寝てしまったらしく。
「朝起きてびっくりした。ソファーで二人で寝ていたから。悟天の安心した顔を見たらさすがに怒れなかった。」
「それから、仲がいいんだ。」
「昨日、原っぱでのことががあるから、今日は。」
「例え、お父さんに止められたからと行っても。僕は今日も、ブロリーと戦います。手助けしてくださいね。」
「ん〜(仮の場所設定はスーパーサイヤ人までだから、強くないし、ほら左腕ないよ。俺のところは期待しないほうがいいんだけど••••)」
「それと、フュージョンズから腕輪を借りてきました。これ一度、お父さんとブロリーが合体したこともあるそうです。」
「(何処の世界••••)へぇ〜」
乗り気じゃないな、僕は••••
これは、悟天のピンチなんだぞ、大事な悟天はお嫁に行くなんて、僕は許せない!
「聞きたいんだけど、合体したら名前は?」
「確か、カカロットとブロリーでカロリーって言ってたような•••」
「強そう!(すごい情報だけど)俺たちだと、普通に悟飯だよ。ピッコロさんと合体はピッ飯かな?悟天は、飯天?」
「二つともそっちの界隈では、僕に刺激が強すぎます。」
「(今日の学生の俺の頭はおかしい)」
さて、議論していてもしかたない。
僕たちは、テーブルにつく、
「おはよう悟天。」
「にいちゃんたち、おはよう〜」
「おはよう。」
「おはよう。」
会話がつづかない、悟天を目の前に、ブロリーといるだけなのに楽しそうに、話している二人の中を邪魔する会話が思いつかない。
「きょうも、たたかいゴッコするんでしょ?」
「楽しみ。」
「うん」
という流れ、隣に視線を送ると未来の僕の姿がない。
逃げられた••••と思ったら、戻って来る。
「悟天、ちびっ子のトランクスと大きいトランクスも来るように連絡しておいたから、戦いごっこだっけ?楽しみにしてほしいよ。」
心強いのか•••トランクスさん、ってどっちの?
「(俺仕様で行くなら、紫髪の方かな〜長髪かも)」
青髪の方が強いのか、PTが強いのか、どっちにしても勝たなきゃ、悟天にいいかっこできない。
「ブロリーさん、たのしみだね〜」
「お、ブロリー楽しかった、みてぇで良かったな。」
悟空が来た時、数人倒れた真ん中に悟天を高らかに抱き上げたブロリーを見ることになった。
もちろん二人は、楽しかったって顔をしている。
「まだまだ、修行が足りねぇぞ。」
気を失っているだけで傷もひどくない。
ひとりひとりに仙豆の半分程度を口に入れていく。
目を覚まし起き上がるも、悔しさが込み上げている顔だ。
「トランクス、が•••片手と悟飯が二人でも、勝てねぇんだから〜」
ちびっ子のトランクスと、時々来る紫髪のトランクス、黒服を着ているトランクスと、青髪のトランクス二人。
「どの世界かわからない人が、混じってる•••」
「(もう、どうでもいい。)」
明日は秘密の、ベジータ主催パーティーが行われるのであった。