「ごてんーーー。」
遠くで遊ぶ悟天にお昼だと大きな声で伝えるも、聞こえていないようなのでお昼の準備はホイミスライムにバトンタッチ、迎えに行くことにした。
案の定、スライム数匹とキングスライムとで遊んでいた。
また、ピッコロさんたちに怒られちゃうんじゃないのかな?って思いながら、
「悟天?お昼だよ。」
「にいちゃん、うんいく〜。」
走って来ると転びそうになったところを受け止め、
「ウゥゥ••••」
突撃に似たような抱きつきは腹に直に、
「きょうは、みんなのぶんもつくったんだよ〜」
「う、うん、だね。」
このくらいでへばって、俺の体はなまりすぎている、もっと鍛えないと
悟天を連れて、スライムたちをつらねてホイミスライムが待つお弁当の場所、木陰の石の所に悟天を座らせる。
「にいちゃん、なにかてつだうよ。」
「大丈夫そうだよ、俺もここに座っているから。」
「ホイミスライムくんとスライムくんたちてつだってくれてるぅ、ありがとう〜」
青い魔物たちが、ぴょんと跳ねて体も揺られながら動いてる姿も、またかわいく見える。
今日は、母さんと悟天と俺で作ったお手製の肉まんじゅうといちご大福。
配り終える頃にはスライムたちの姿は少なくなっている。
「みんなどうしたんだ?」
「もらったから、かえるって。ばいばーーーーい。」
俺も悟天と一緒に手を振った。
お手拭きと水筒と、まんじゅうにだいふく。
食べ終わったあとはお昼寝タイム。
穏やかな風が心地よかった。