ツンツン頭の
灰色の
え?銀色?
う〜んぼくらにはわからないなあ
「う〜ん、ぼくもあんなにいちゃんみたことないから、べつせかい?のにいちゃんかな?」
ホイミスライムと話している悟天、僕の見立てだとどうみても、未来の僕に見える。
未来だとあんな色の髪にもなるんだ、へ〜。
「メタル悟飯だ。」
変な噂がホイミスライム内に届いたみたいで、俺の髪の毛の話になっていた。
あの時はたまたまその姿に変化したけど、滅多にできることじゃない。
悟天から言われたのは
「メタルごはんにいちゃん。ツンツンだってみんながいってるから、づつきはきんしだよぅ」
というか、
メタル悟飯。
メタルスライム系みたいな色じゃないと思うけど、メタルっぽくない。
頭突きはやらないなあ、悟天の特技だよね。
ホイミスライムに散々触られてたくさん集まられて、何か話してるけどわからないまま、その姿は解けた。
父さんは頭をかしげたので、久し振りのピッコロさんに会いに神殿に行くと、
「わからん。」
で終了。
その後は修行を手伝ってもらって、帰ってくる。
小屋にはスライムに囲まれた悟天が寝息を立てている、そっと抱き起こしても気づかないのでそのまま母屋へ向かい、夕食になるまでソファーでくつろいでいる。
「にいちゃん、おかえりなさい。あれ?ぼく。」
「そろそろ夕飯だったからね、連れてきたんだ。」そうだ、起きたついでにお風呂はいっちゃおうか?」
「うん。」
もちろん、学生の俺も部屋からすぐに出てきて一緒に入浴と父さんも帰ってきて入浴。
広いように思えても、今日は浴槽が狭かった。
「おらのところでちょこんがいいよな、悟天。」
いや、ほぼ同時に俺たちは思ったに違いない
「父さんが勝手に膝の上に乗せた」
「お父さんが勝手に膝の上にのせました」
お互いに目が合った
「なんだオメェらは、いつだって悟天と入浴してるだろ?洗いっこもしような〜父ちゃん、全身洗ってやるからな。」
たぶん、いつもなら理性を保っているはずの学生の僕が、モゴモゴと聞き取れなくつぶやく、それが聞こえるようになってくる。
「•••••いつもずるいんです、ずるいんですよ、そうです、お父さんはずるいんです。僕にだって、」
日ごろのことを何か言ってくれるのだろうか?と思いながら
「僕にだって、悟天と••••••」
「ラリホーマ(睡眠魔法の強い方)」
バシャン!!!
言う前に眠りに落ちる学生の俺を慌てて浴槽から引き上げる。
「父さん••••その後ろにいるのは何ていう魔物ですか?」
「ん?いつの間に。ドラキーマだな、悟天まで寝ちまったぞ。」
父さんもゆっくり上がる。
「オメェにも効かねぇってなると、強力な魔法も耐性あるんだろうな〜」
「俺は別のところの悟飯ですから。」
「魔王みてぇだったりしてな〜」
「やめてください、冗談でも俺、トランクスに斬られるんですか?」
「冗談に決まってるだろ(そうなっても、ぜってぃさせねぇよ)」
父さんがどこまで本気かわからない
今は、この状態を何とかした。