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    べこ

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    べこ

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    【R18】
    忍者村のおせんしちぶや気持ちセクシー置き場
    2024/8/4

    ##創作企画

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    霧(きり)

    MEMOキリュウとカイとチギリノヒモの話。テキストも投稿できるということでお試し
    カイが一時期姿を消していたという前提です。出会いの話をまず書こうね
    - チギリノヒモ -
    「ふーん、これがチギリノヒモか」
     ハイカラスクエアのロビーの隣、坂の上に怪しげに佇むクマサン商会。その建物の中にふたりボーイが居た。
    「足ギアってことは、足に付けるんだよな?」
     青インクのボーイ、カイはそう訊きながら顔の前に紐を持ち上げじっと見る。
    「みたいだな。チギリは契りってことだろうけどどういうことなんだろう」
     バイトの報酬である紐を弄びながら黄緑インクのボーイ、キリュウが答える。
    「チギリ?」
    「約束ってこと」
    『それはね、願掛けをして身につけ、そのヒモが自然に切れたら願いが叶うと言われているんだ。とても素敵だろう?』
     そう言ったのは木製の身体を揺らすクマサンである。
    「あんたが言うと途端に不安になるな」
     キリュウはじっとりとした目で言う。
    『どういうことかな』
    「さぁ。それより、そろそろ次のシフト始まるんじゃないですか」
    『……そうだね。二人とも、今回もお疲れ様』
    「どうも」
    「おつかれさまでーす!」
     プツリと音を立て、木製の置物は動きを止めた。ふたりは建物を出て坂を下りる。そのまま、ゆったりとした足取りで駅に歩みを進める。
    「願いか……なぁ 884