愛惜「女々し過ぎると自分でもわかってる。授業中にハムスターを介して行ったルーズリーフの切れ端での絵しりとり、写真の上手いクラスメイトが取ってくれたアイツとの偶然のツーショット。自分の憧れの人が誘ってくれたおかげで手に入れたプリクラ。」
『この関係が壊れるのが怖かった。これ以上にならなくて良い。このままで十分幸せだった、なのに今となって、会えなくなってからそれ以上になりたかったことを求めてしまう自分がいた。』
「こんなの思春期特有の勘違いに違いない、
そうだ、きっとそうだ。そう思っていたのに
オメーのおかげでソニアさんとも仲良くなれたし青春っぽいこと色々できて結構楽しかったぜ
本当はもっと言いたいことがあるのに喉が閉まる。なんでこんな心臓がいてぇんだよ。」
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