■このアカウントではどういう感じでフィギュアを作ってるの？

このアカウントでは3Dのソフトでモデリング（造形）したデータを
3Dプリンターで出力（プリント）したものをエアブラシで塗装してます。

■3Dのソフトはどんなのなの？

3DのソフトはZbrushっていうのを使ってます。
3Dって点線で作る感じのイメージありますが、これは粘土をこねくるようにモデリングしてます。
たいだい盛ったり削ったり…整えたり。色付けもできるので、
360度見回せるデータを作りたいだけならこれで十分です。

■じゃあデータがつくれたらすぐに3Dプリントで出力できるの？

キチンと言うと出来ると場合と出来ない場合があります。

しようと思えば出力はできます。
でもそのまま出してしまうと色が塗りづらくなってしまったり、
うまく出力が出来ない場合があるんです。

だから出力がしやすいようにソフト上であらかじめパーツ分けししたります。
パーツ分けしたものはまた別のソフト出力できるようにします。

■出力した後はどうするの？

出力した後は洗ったり乾燥したり、紫外線を当てて二次硬化させます！
これをしないとパーツを触ったり、削ったりが出来ません。

ちなみに出力されたのがこれ、これを水＋マジックリンで洗って～
超音波洗浄機で洗って～乾燥して～UVライトに当てて固めて
ようやくデザインカッターややすりで整形できるようになりました！

■どうやって色を塗るの？

色を塗る前に余計なパーツやえぐれてしまった所を直して、
組み立てができるか確認をします。

組み立てが出来たら、パーツに下地になる塗料を吹き付けます。
色自体はそのままでも塗れるんですが、下地になる塗料を吹き付ける事で、
色が落ちにくくなったり、きれいに発色されるようになります。

下地の塗料が乾いたら、塗りたくないところはマスキングをしながら塗って～
はみ出した部分や狭いところはひたすら筆で塗って…色が塗れました！
そうしたら今度は透明の塗料を全部に塗って、乾いたら艶消しの塗料を塗って…色塗り終了です！

■あとは組み立てるだけ！

艶消しがきちんと乾燥している事を確認して、パーツをはめ込んで
問題が無いようだったら接着剤をつけて組み立ててを繰り返して完成です！

実際細かい作業はもっーとたくさんあるんですが、かいつまんでこんな感じです。

ここまで見ていただいてありがとうございます！
よくわからなかったフィギュア完成までがこんなことになってるんだ！とわかりましたら幸いです。

■余談


造形する人が増えてほしいとは思うのですが、
道具やソフトがなかなかお金がかかる事とに加え、
正直匂いや汚れ等、お金以外でどうにかしづらい事が多いのでお勧めがしづらいです。

また、当然ですがソフトがあるだけで作れるという訳でもないので、
ソフトの操作方法＋造形のノウハウがないと欲しいものは作れません。

どうしても立体が作ってみたい！という方が居ましたら、
廉価版のZbrushを導入するか、アナログというか粘土から造形を始めることをお勧めします。
アナログの造形に関しておまけで以前作った同人誌を記載しておきます。
参考になれば幸いです。
https://www.dropbox.com/s/koedyvtozb3y06y/fituku.pdfdl=0