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    @a_waing
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    湯草※がりれお
    ちんもくのぱれーど

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    歩/零

    TRAININGhttps://poipiku.com/3231663/8692803.htmlの話の続きですが、よくあるなんちゃらオチ的な内容です。
    前回の話の終わり方でおしまいにしたいという方は無理して読まなくても問題ありません。
    なんちゃらオチだからってハピエンではないので、なんでも大丈夫な人向けです。

    超余談ですが、お題を見た時に先にこのオチのほうを思いついていて、メインはそこから遡って考えました。
    視界に広がるのが彼の顔ではなく、見慣れた寝室の天井であることを脳が認識するよりも早く耳をついたのは己の荒い呼吸音だった。夢と現実の境目が曖昧で心臓が嫌な音を立てているのが分かる。
    無理矢理深く息を吸って吐く、を繰り返しようやく少し落ち着いたところでベッドの中の隣が空っぽなことに気が付き、どくりと再び心臓が跳ねた。
    勢いよく起き上がって一人分空いているスペースを震える手で撫でる。

    そんなわけない、あれは夢だ。ケーキだフォークだなんてものは存在しないし、俺は三井さんを食べたりしない。

    動揺を現すように、どくり、どくりとだんだん大きさを増しながら耳元で鳴っているように感じていた動悸の隙間にふと生活音が飛び込んでくる。息を詰めて耳をすませば、寝室の向こう――おそらくキッチンから物音が響いてきて、何度も聞いた耳慣れたそれに一気に脱力した。まだ胸中にわだかまる不安を全て押し出すように大きく息を吐く。
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