神慢勅独人(2022.11.13時点)■基礎データ
身長:183cm 体重:54kg
左利き
2月7日生まれ 水瓶座 AB型
家族構成:父母妹(全員故人)
美術館館長
■美術について
16年前、中学生だった頃に当時まだ学生の麗麗一郎が主催した展覧会に赴き感銘を受ける。
それ以来美術に関心を持ち、芸大で芸術学を専攻し美術館を運営するまでのぼりつめた。
しかし、いざ麗一郎とコンタクトを取ったり、後に彼の携わった美術展に行っても、最初の時ほどの感動を得られず「あらゆる美を賛美する」麗一郎のスタイルがあの感動を無くしている!と憤慨している。
当時14歳だった独人は家族を火事でなくしたばかりだった。孤独に苦しむ心も、これからの不安を考える頭も全てを凌駕して「その美しさ」に呑まれたあの瞬間が忘れられない。
遺産をなくした独人は必死に節約やアルバイト、奨学金などで芸大に通った。
卒業後はしばらく企業就職をしながら美術館の運用を目指し奔走。28でめでたく館長としてデビューすることになった。
■家族と悪夢
家族を亡くした火事についての悪夢を見てしまうため、眠るのを嫌っている。
当時の記憶をそのまま見ることもあれば、焼け爛れた家族の虚像の苦しむ言葉に苛まれたり、火事の家からどうやっても抜け出せないなど、様々な夢を眠るたびに見る。
家族の存命当時は非常に仲も良くたくさん褒められわかりやすくたくさんの愛情を受けて育った。
突然の別れだったために未だに受け入れきれていない部分も多い。
■その他育ち
14歳から18歳まで4年間だが孤児院にて育つ。
施設にも働いている人にも運営者にも深く恩を感じており、わずかながらに金銭援助をしている。休みの日などにも顔を出し子供に勉強を教えたり遊び相手になったりしているが、子供ウケはそんなに良くない。
めちゃくちゃ大食い。でも貧乏だったのでもやしを無限に食べるみたいな生活をしていた。
今でもちょっと貧乏舌。
■交流
麻衣花
孤児院が同じで、在籍期間はかぶっていないが独人が手伝いにくるなかで知り合った。独人の家族のことや悪夢のことを知っており、気遣われているのもわかっている。
それを抜きにしても仲が良く、よく一緒にご飯に行ったり独人の美術館に遊びに来たりと共に過ごす時間も多い。
対等な友人として扱っている。
東さん(惣太郎⟷独人くん)
『うさぎばらし』
麻衣花を通じて知り合った。親のいない、家庭に難を抱えている子供とかかわるという共通点もあり仲良くなる。
ツンケンする自分を甘やかしてくれるため、強く当たりつつも居心地は良い。
東さんの子供のことを知っており、家族を失う辛さとして理解を示している。
立ち入って言葉をかけたりしないが、東さんにとってそれが重い出来事だったことは尊重しているつもり。
うさぎばらしでは自分を傷つけたところ見て、元子供だった化け物に敵意を抱かせてしまったかもしれない、と苦しく思っている。
東さんがああすると決めたことについて、本人の笑顔を見ても本当にそれでよかったのかはわからないまま。それでも彼の笑顔と態度を信じるしか自分にはできないと考え、深く考えすぎないようにしている。
スミちゃん(スミ⟷ちきくん)
『アリスと終わらない不思議の国』
孤児院に写真を撮りに来た際知り合う。
スミちゃんの暖かい写真がお気に入りで、スミちゃんの優しいところを感じ取っている。
お互い仲が良く、一緒に居るのも心地よいしお互い大切にしている友人。
アリスとしてマッドハッターに求められ殺され続けるスミちゃんが、最後までマッドハッターにも心を傾けている様子を見て、アリスがスミちゃんで良かったと思っている。
スミちゃんが死ぬ経験を何度もしたことはすごく心苦しいが、ずっと見ていた自分よりは覚えている回数は少なそうなので語るまいとしている。
寿くん(寿⟷ちきさん)
一度食事を共にした、麻衣花と惣太郎の知り合い、という認識。麻衣花と仲が良さそうなので悪くないと思っている。
鵜野さん(スミ兄⟷ちきさん)
一度食事を共にしたスミの兄、という認識。スミと仲が良さそうなのでまあ良いと思っている。血が繋がってないことを知っているため、仲が良さそうなのには非常に安心。
陽太郎さん(東兄⟷独人くん)
惣太郎の兄。まだ色々と不明。
一慶くん(一慶⟷独人くん)
不思議な居酒屋とホテルのおかげでワンナイトしてしまった。本人はワンナイトしたとは思っておらず自分に恋した男が誘ってきたと思っている。
軽薄そうだが、自分の店を持ちたいという気持ちは美術館を持ちたかった自分として共感するところもあり、行為においても何度も確認を重ねてくる姿勢からそれだけの男では無いと感じている。
まあ私のことが好きなら?応えてやらなくもないが?という感じ。
ペットは私を終え、不思議なことに巻き込まれながらも二度目のベッドを共にする。その時に「相性がいい」「独人くんのことをもっと知りたい」などと囁かれ、熱に浮かされた頭で告白されたと勘違いした。
火傷痕に言及するなといえば何もなかったように振る舞い、悪夢を見れば抱きしめてなだめてくれる様子を見て心を許していく。
その後、もっと知りたいという言葉に任せて自分の美術館や気に入っているカフェに一慶を連れて行った。
美術館についての努力を褒められ、彼の美容室の夢を応援したい気持ちを強める。
二度目の逢瀬の時にも少し引っかかっていた「嫌なことはしない」という言葉と、実際に行う嫌かどうかの確認について、「されて嫌なことなんてしないと信頼している」と伝えたかったがうまくいかず。
一慶の確認癖に違和感を抱き、一慶を安心させたいと思っている。