これ以上なく 最初に自分のSub性に気が付いたのは中学生の時。クラスメートと彷徨いていたショッピングモールで、痴漢にあったのがキッカケだった。
正直痴漢自体はもっとガキの頃から幾度もあってきた。それこそそういう意味合いを含んでいると解らない頃から何故か性欲の対象にされ始め、かなり早めの性教育を受けて身を守る術を教え込まれ、用心するようになってからも度々そういうことはあったけれど、
その時はそれまでと様子が全然違った。トイレですれ違った男に突然『見せろ』と言われたのだ。痴漢ってのは普通正面からは来ないものだ、だから相手の意図がわからず黙っていると服を脱ぐように言われて、ああそういうことをしたいのかと呆れ個室に連れ込まれる前に護身用に持たされているスタンガンをかませてやろうと思ったのに、俺の手は意思に反して服を脱ぎ始めた。
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