前作との繋がりがあって良かった部分:
大帝司令の因縁が深まる。前作のキッズ枠が成長してる…!
前作との繋がりを意識しない方がいい部分:
外見・声帯・性格が前作から変形してる奴が多すぎる。
ナイトスクリームはたぶん前作スタスクだけどその片鱗すらなくてさみしい。
副司令は中身あんまり変わってなくて良かったけど司令官より小さくなっててかなしい。
奇跡的に前作ほぼそのままだったアイアンハイドまでもが途中から単なるゴリラになっちゃってかなしい。ガル様の洗脳が強すぎる。
今作はスパーク再利用して死んでもすぐ復活するから悲壮感は少ないけど、良いような悪いような。
昔のMAD動画でスパリンガル様のご様子は少しだけ知ってたけど想像以上だった。
なんだこの見てて気持ちのいい暴君は…!
「無理というのは嘘つきの言葉だ!」とか言い出しかねないし、序盤はメガザラックへのパワハラ回が何回かあってほんとかわいそう。
絶対部下にはなりたくないけど見てる分にはめちゃくちゃ楽しい。ガル様がいるからスパリン完走できたまである。
中の人の巻き舌ヤカラ演技と高笑いが素晴らしすぎる。(声帯が心配)
たまに言動が小物と大物を反復横跳びするけど、基本的に泰然と高笑いしててヤカラ系なのに大物感がすごい。
マイ伝のメガ様との同一性は正直薄いけど、コンボイに対しての執着は共通してる上に以前より増してるし本人楽しそうだからいいか…。
コンボイも落ち着いた大川ボイスから溌剌とした小西ボイスになって変わったな…というか大帝も司令も前作より若返ってないか?
前作の最後にマトリクスぶん投げてメガ様と思い切りやり合って吹っ切れたのか。
特別編のトーナメントやる気満々だったのにリングアウト負けでやさぐれる司令官可愛すぎでは????
ガル様が復活したあとキッカーに「戦場に出るな。君を守る余裕がなくなった」って言うのはそのままの意味もあるだろうけど、キッカーおせっかいなとこあるから戦いを邪魔されたくなかったんじゃないか説を推します。復活ガル様に脅威を抱いてもいるけど、正直内心では嬉しかっただろ司令官。
コンボイもガル様も一騎討に「手出し無用だ!」を多用するから、やっぱり二人で戦ってるの楽しいんだろうな。一騎討の邪魔だからって部下を薙ぎ払った時は目を疑ったよ司令官。
そしてガル様が司令官の事大好きすぎる。ガルバまっしぐら状態。
何か喋る度に「コンボイ」が枕詞のようについてるし、「キサマの相手はこのワシだぁ!」「コンボイはワシの手で倒すのだ!」「ワシの楽しみ(=コンボイとの闘い)を邪魔しおって!」はよく口走っててこれが通常運行。
その性質がよく陽動に使われてるのも面白すぎる。司令官が呼びかけるないし待ち構えてるだけでわき目もふらずに来るからな。
>ガルバトロン「信じられん…他のヤツらはともかく、コンボイが逃げ出すとは。見損なったぞ、コンボイ」(12話)
>レッドアラート「(ガルバトロンの)罠かも知れないよ?」
>コンボイ「そこまで卑怯ではあるまい」(25話)
こうやって時々相手への信頼を感じる台詞出てくるのはなんなの。
ガル様は都合の悪い事が起きると何でもコンボイのせいにするけど、司令官は司令官でガル様がやったことでもユニクロン絶許なのはどうして。倒すとは言ってるけど、ユニクロンと違ってガル様のこと憎からず思ってるんだろ。本人たちは無自覚だけど一生じゃれ合う気だろ。
「ここで死ぬな!コンボイ!」(42話)
「コンボイを倒すことがワシの生きがいなのだからな!」(45話)
「さすがワシのコンボイ!」(46話)
「一人では死なさんぞ!」(47話)
このあたり爆弾発言が各話投下されて面白かった。大好きじゃん…
最後の戦い
これまで幾度となく死闘を繰り広げてきた二人のやりとり
コンボイが「私の生涯の友」と呼びかけ、それで正気に戻ったガル様が「嬉しいぞ」と応えるのは…
いや嬉しいってどういうこと?
ガル→→→→→→グラの一方通行だと思ってたらちゃんと両想いで嬉しい…ってコト!?
その後の「キサマはそこで寝ていろ!ユニクロンはこのワシがぶっ潰す!その後でもう一度勝負だ!」はもう殺気が無くなってて台詞が小学生並みなんだけど、死亡フラグなんだよな…「もう一度勝負」はもうできない…
「楽しかったぞ、コンボイ」の後の無言のアイコンタクトがエモすぎる(語彙力消失)
普段やかましく殴り合ってるふたりが、今生の別れを悟って今だけは静かに見つめ合う
司令官の脳裏には、きっとマイ伝最終回でメガ様を失ったときの光景が過ってる
そして司令官は一緒に心中する覚悟でいたのに、ガル様ひとりで逝くとなったら咄嗟に「やめろ!」って叫んでしまうの辛い。泣きそう。
生涯の友と呼んだ存在を目の前で2度も失うの辛すぎる。
全てが終わって司令官の遠い眼差しの先にガル様の幻影があるの、なんつー演出を入れてくれるんだ
大帝司令のじゃれ合いを楽しんでただけなのに最後の2話に完全に持っていかれた。まさか最終回で涙腺が刺激されるとは。
トリロジーとはいえ、マイ伝もスパリンもそれぞれにいい終わり方してるからギャラフォにいくの若干ためらう(スパリンも見るまで不安だった)
結局スパリンガル様がそのまま還ってくるわけじゃなし、次回作は中田譲治破壊大帝と楠大典司令官だしどっちも声が激渋でシリアスな雰囲気しか想像できない…
スパリンで焼かれた脳が癒えたら見ます…