悪魔パロ 後日談亡霊や悪魔がオカルトと言うジャンルに一括りにされ、語られるようになった現代にて。
依頼人はとある伝手で知り合った男の紹介を受けて、悪魔祓いに会いにアパートを訪れた。
「さあ、この方に挨拶すると良い。助けになってくれるだろう。」
「初めまして……随分、お若いですね。」
「特殊な生命保険に入っててな。まあ……後は彼に聞くと良い。それで、俺の所に来たって事は悪魔か……魔物関連か?」
「ええ、そうです。近頃、私が管理している空きテナントに若者達が肝試しと称して侵入してましてね……その若者達が変なロボットに襲われたとか言ってまして……」
「……ロボット、か……俺が生まれた時代にはそんな物無かったのにな。」
「……?」
男は一瞬遠くをぼんやりと見つめていたが、徐にこちらに目線を戻した。
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