エレオスには広く紅茶文化が浸透している。特に邪竜ソンブルとの終戦後は無事全国家の国交が回復し、紅茶の原産で有名なフィレネが全国家へ紅茶の輸出を始めてより広まった。
今回の戦で交流ができた面々は、国家身分問わず特に紅茶の普及に関わっていた。ソルムの宮廷料理人であるボネの最高級品のブレンド、学生研究としてオルテンシアが開発した水分で開く飾花を浮かべる紅茶。フィレネ王族のアルフレッドとセリーヌも紅茶を平和の象徴として世界中に広め、二人は戦の間に学んだ国ごとの気候に合わせた品を作り上げた。またカゲツの故郷で浸透していた方法で発酵を行うとお茶自体が大きく変化し、特徴的な緑の水色から「緑茶」と呼ばれる、紅茶と同じ茶葉ではあるが新たなお茶も登場した。
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