謳う丘パロオベぐだ♀舞台
レレタンス
中央に神殿それを囲むような作りがされている栄えた街。
魔神の力で周りの国々を支配、税を搾取し暮らしている。このままじゃInfelious Rhaplanca.になるほどというか一歩手前まで来てるし怠惰、享楽の街になりそう。ハイバネーションにはならない、あれは別種の絶望。
そのためあまり働かなくても生活できるし、むしろ懸命に働いてるほうが変に見られるよね。これもInfelious Rhaplanca.状態
そのため街のほとんどが魔神信奉者。
年に１度花嫁を俺のところに嫁がせないと護らないよ。

数年前までひどい戦争があった
この舞台の地方は食糧難が多く、肥沃な土地を狙った戦争は絶えなかった
レレタンスはこの中心の位置に街だったため度重なる侵攻略奪を受け何度も壊滅の危機に瀕していた

早く付き合えよ。学パロ
躍動トリオが幼馴染みみたいな関係です。





早く付き合えよ。

その日、アルトリアは見慣れた冬の光景にため息を溢していた。

彼女は藤丸リツカとオベロンとは幼馴染みの仲で、小中高とずっと一緒に育ってきた。
その成長の中で、オベロンがリツカにベタ惚れな事は彼から一言も告げられていないのに気付いていたし、一向に素直に向き合おうとしない事にも気付いていたのだが…。

「まーたリツカをホッカイロ代わりにして…」
「寒いんだから仕方ないだろ」

休み時間の廊下。
リツカとクラスの離れたアルトリアは、いつもそこで彼女と話をしていたのだが、毎年冬になると必ずその背後にオベロンがついてくる。
リツカにべったりと抱きつき、緋色の頭にだるそうに頭を乗せているが本当は嬉しくてたまらないんだろ、とアルトリアは薄い目をして見上げた。

春抱く墓標夢を見ていた。

「愛しているよ、オベロン」

夢を繰り返して、何度となくそんな嘘をついた。見破られるための、見捨てられるための嘘。けれど彼はいつだって、その何でも見通せる瞳で私を見据えるだけだった。だから私が今いちばん憶えているのは、オベロンの瞳だ。

「だから早く殺してね。それか死んでよ。死ね、しね、死んで」

廃銀の髪色より、病跡の白皙より、異形の薄羽より、ただのふたつの眼。

そうしてこれよりピリオドを打ちますのは、脳が見せるおしまいの幻覚。つまりは走馬燈。せっかくのオーダーメイドひとり芝居なんだから、派手にぶち上げていきましょう！

オベロンは笑った。

「いいよ。それがきみの望みなら」

これはあなたの、世界の終わりのお話だ。